「竜巻」認定の裏側とは
【視聴者の情報提供から竜巻認定へ】
沖縄では今年8月以降、5個の「竜巻」を確認、そのうち3個は放送局に寄せられた目撃情報がもととなり「竜巻」と認定されました。
まず、放送局に一報(竜巻画像付きのメールなど)が入ると情報提供者と連絡を取って”事実確認”を行います。
承諾を得て気象台と連絡を取ります。
気象台担当者から再び情報提供者へコンタクトを取り情報収集をします。(聞き取り・画像確認・陸上の場合は現地調査)
最終的に竜巻である可能性が高いと、気象台ー気象庁が相互確認をして「竜巻」と認定されています。
【接地しているかどうか】
”竜巻”の認定は海上や陸上に渦巻きが接地している事が条件のひとつです。
雲がどこまで伸びているかで竜巻になるかどうかが、大きな判断材料となっています。
【ニュースの放送に間に合わない時は?】
これは「竜巻」と認定された後のニュースのテレビ画面ですが、ニュースの放送時間に竜巻かどうか検証中の場合には「竜巻?」など断定をしない表現が多く使用されています。
【3分で天気急変】
多くの方から目撃情報を直接聞いているのですが、
”晴れていても3分程度で急に空が真っ暗”になっているそうです。
【9月は最多】
竜巻の発生確認数は夏場が最も多くなっています。
【南北で多い】
海上竜巻が多い沖縄は確認数が全国で最多、次いで北海道となっています。
携帯電話などで竜巻を撮影する方が増えていますが、まずは身の安全をきちんと確保する事が最優先です。
新しくなった竜巻注意情報はこちら→竜巻注意情報の改善など 気象庁HP
”目撃情報”は主に全国の気象庁の職員によるものですが、ろうと雲(竜巻の子供)だと目撃情報の記載はなく、”竜巻”の場合に記載されるようです。