伐採が許されていない御神木が文房具になったのには、こんな秘密がありました
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
今日は「神宮御山杉レーダー消しゴム」を紹介します。このとっても御利益(ごりやく)がありそうな消しゴム、ご存知でしょうか?伊勢神宮詣りのお土産にも、受験生にエールを送るためのプレゼントにも、自分のモチベーションを上げるためにも、ぴったりです。
なんといってもこの消しゴムの売りは、本体を包むスリーブ部分が伊勢神宮の神域で保護されている杉の木で出来ているところです。もちろん、御神木は伐採禁止です。そんな貴重な木がどうして使えるのでしょうか?今日は、この秘密に迫って見たいと思います。
実は台風などの影響を受けた御神木だった
大きな木は、色々な意味で大変なのです。その大変さの中でも一番の心配事は「倒木」。つまり、木自体が倒れてきてしまって、大きな被害を及ぼす危険です。その影響で、人が怪我をしたり、電気や交通網が止まってしまうこと、実は意外に起きているそうなんですよ。
伊勢神宮の神域には樹齢300年以上の木がゴロゴロしているとのこと。僕もお参りしたときに、恐ろしいくらいに大きく育った木をみたことがあります。そんなのが倒れてきて下敷きになったら、ひとたまりもありません。そんなリスクを孕んでいるのです。
シード社から発売されているこの消しゴムは、台風の影響を受けた御神木から作られているのです。これなら伐採したことになりませんからね。さらに、大きな木は使い道が少なくて困っていて、新しい使い道のきっかけになるかもしれません。何かといい話です。
では!