【市川市】法華経寺の祖師堂が全面改修中ですが、お参りは可能です。
皆さんはこの建物がなにかお分かりになりますか?
正面から見るとわかる方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。タイトルですでにお分かりかと思いますが、中山にある法華経寺の祖師堂の2022年9月現在の姿になります。下記の写真は改修前の覆いがないころの祖師堂になります。
祖師堂は宗祖日蓮聖人を祀る堂で、最初は鎌倉時代の正中2年(1325)に上棟した小規模な五間堂でしたが、その後、焼失などのため幾度か再建があり、現在の祖師堂は江戸時代中期の延宝6年(1678)に建立されたものだそうです。建物は大きな7間堂で屋根を二つ並べたような比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)が特徴で、日蓮宗の仏堂に見られる特有の形式とのこと。内陣は本来板敷きですが、現在は畳を敷き詰めてあります。現在の祖師堂は1987年から始まった解体修理により、10年の歳月を費やして1997年に立当時の姿に復元されたもので、それ以来の修復工事になります。お寺の方に聞いたところ、修復は少なくとも2年以上かかるとのこと。法華経寺の一大イベントの節分の豆まきは、どのようにするか検討中とのことでした。
ちなみに改修中は祖師堂全体が覆われておりますが、参拝は可能です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
●法華経寺 祖師堂
・住所:〒272-0813 千葉県市川市中山2丁目10-1
・電話:047-333-1456