台風17号 沖縄に最接近 9月台風は過去に最大瞬間風速1位を記録
【沖縄本島・宮古島などが台風17号の暴風域に】
大型で強い台風17号は、9月21日午前9時現在、沖縄の久米島南の西の海上にあって、沖縄本島地方や宮古島地方が暴風域に入っているものと見られます。22日にかけて、暴風・大雨・高波、高潮にも警戒が必要です。
【沖縄は9月台風が最大瞬間風速の上位を占める】
前回の記事で、過去9月には、第2宮古島台風(通称:コラ)の接近に伴い、宮古島では85.3m/sの最大瞬間風速を観測し、現在も国内観測史上1位の値となっていることを書きました。
9月は、宮古島だけではなく、那覇なども台風接近に伴い、最大瞬間風速の1位を記録しています。
【那覇は”南寄りの風”に要警戒】
那覇では、年間の最大瞬間風速1位は、1956年9月8日の73.6m/sで南風によるものでした。那覇で台風に伴う南風は、台風の中心が那覇からやや西寄り、また台風の最接近前後〜北上する際などに吹きやすくなります。沖縄では台風接近時は、様々な風向から強い風を伴いますが、南風で見てみると、今回、那覇では21日から22日にかけて”南寄りの風”を予想していて、厳重な警戒が必要です。