【福山市】田尻町で福山市在住のアーティストmakoさん&翠.さんの企画展を見てきました
田尻町のここちComfort Gallery 器では、2024年12月7日(土)~12月22日(日)まで、企画展「Thank you展」を開催中です。
福山市在住のアーティストmako/右下誠さんと、翠.(すい)さんの2人の作品が並んでいます。
筆者がギャラリーを訪れた12月8日には、ちょうどmakoさんが在廊されていました。
ずっと気になっていた、憧れのアーティストさん!しかもお優しい!
makoさんから作品についてのお話を聞けたので、今回はふわふわ気分のレポートをお届けします。
ギャラリーの入口から作品が始まっていました。
普段は何も描かれていないガラスに、ハートと「Thank you」の文字。
中に入ると、道路に面したガラスにも「Hi!」と陽気に出迎えてくれるサボテンたちが描かれています。
「今は外が明るいからちょっと見えにくいけど、暗くなるとくっきり見えます。ここ、サボテンに顔をはめられるようにしているんです。外から顔をはめて、写真を撮ってくださいね」
makoさんが説明してくれました。なるほど、これは楽しい。
(その後、サボテンは彩色されているようです)
上がり口には、フライヤーにも載っていた作品がありました。
「ここもフォトスポットです。この絵が王冠みたいだと、みなさん頭に王冠を載せたふうに写真を撮っていかれます」
なるほど、ここに座って撮ると、たしかに王冠を戴いた雰囲気になります。
そんな写真を持っていれば、いいことが起きそうですね。
ところでこのキラキラは何でしょうか。
画鋲です。
なぜだか「芸術は爆発だ!」のフレーズが頭の中で、運動会の徒競走さながらぐるぐると駆け回り始めました。
棚には小さな絵がズラリと並んでいます。シンプルですが、強いエネルギーを感じる絵です。
今回展示してある作品は30~40点。キャンバスに描いた作品もありますが、makoさんが最近気に入っているのは、板に珪藻土を塗りその上に色粉で描く作品だとか。
「こういった建築資材は、子ども向けのワークショップでもよく使ってきた素材です。僕の作品と相性がいい感じがするんです」
この小さな作品にも珪藻土が使われています。
「筆をそのまま洗うと水を汚してしまうので、使った筆は一度拭くようにしています。拭いた後の紙もなんとなくいい感じだなと思うときは、こんなふうにコラージュするんです」
makoさんの手にかかれば、何でもアートになるのですね。
2階には2025年の干支である「巳」の作品が5点並んでいました。よく見ると壁には多くの「巳」の文字が。一体いくつあるのでしょう。
創作のときには目の前のモチーフ、たとえばりんごなどを見ながら描くのですか?と聞いてみました。
「モチーフを眺めることはありますが、見ながら描写することはないですね。今まで見たものや経験したものを自分の中に蓄積させていて、それを絵にして表現しているんです。
畑の絵の依頼があったときには、あちこちの畑を見に行きました。そして、それらの畑を頭の中で合成して、架空の畑を描きました」
「今回はTシャツをたくさん作っていただいたんですよ。すごく人気なの」とギャラリーオーナーの縄稚裕子(なわち ひろこ)さん。
「壁に貼ってあるのが、このTシャツの原画ですね」とmakoさん。
原画も一緒に見られるとは、貴重な経験です。
「このハットのTシャツもオシャレでしょう?ジャケットの間からちらりとのぞかせたらステキだと思うわ」
子ども用のTシャツもありました。ちょっと待って、かわいすぎませんかこれ。小さな子どもがこのTシャツを着て遊びに夢中になっているところを想像しただけで、身悶えしてしまいます。
こちらは翠.さんの作品です。
優しい色と優しい線に、ほっと癒やされます。
ストーンも並んでいました。このディスプレイがまた、いいですねぇ。
ギャラリー器さんにお邪魔すると、いつもパワーをいただく気がします。
makoさんと翠.さんの作品から、温かな「Thank you」を受け取ってみませんか。
Thank you展
開催日時:2024年12月7日(土)~12月22日(日)
10:00~19:00
場所 :ここち Comfort Gallery 器(福山市田尻町1974-1)
電話 :084-956-0117
定休日 :月曜日
入場 :無料
URL :HP