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豪雨被災地 今週半ばにまとまった雨 気温の低下にも注意

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
週間予報(14日朝時点)

今週は半ばに低気圧が来て、本州付近に広く雨を降らせます。先週の記録的な豪雨により被害が出た関東・東北の地域でも、まとまった雨が降るおそれがあります。

大雨被災地では警戒が必要な雨

17日(木)午前の雨の予想。
17日(木)午前の雨の予想。

低気圧の雨雲がかかり、17日(木)~18日(金)は関東・東北で雨になりそうです。

今回は西から東へ進む低気圧で、雨雲もそれに合わせて移動するため、雨雲が停滞しての長時間豪雨は考えにくい気圧配置です。

ただ、大雨となった地域では、斜面の近くや川の近く、浸水域などで、警戒が必要な雨となります。

この雨までに、捜索や復旧作業が、少しでも進むことを願います。

小刻みに変わる天気

ここに来て、ようやく天気の流れが変わってきました。8月終わりから降り続いた秋雨は、小休止となりそうで、今週は、連日の雨ということはありません。

ただし、秋晴れが長続きするまではいかず、数日に一度は雨が降るパターンです。来週には、また雨雲がやってきます。

気温の低下に注意を

天気の流れが変わってきたのは、季節が少し進んだためです。また一歩、秋らしくなった空気がやってきています。

今週は豪雨被災地でも、朝晩は15℃前後まで下がる日があり、人によっては厚手の上着が必要なくらいです。

体調を崩しやすい気温変化になりますが、災害関連死の方を、なんとか出さないようにしたいところです。避難されている方の状況によっては、気温低下に備えた衣類などを準備するのも、必要な支援の一つになるかもしれません。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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