寝屋川市立市民会館から少し足を伸ばして高宮新町あたりを歩いていると、住宅街に突如あらわれた洋館に釘づけになりました。どうやら「SOLARAIN（ソーラレイン）」というお店のようです。
ランダムに配置された石畳は、まるでアニメの世界から飛び出してきたようにも見えます。こんなに素敵な場所が寝屋川にあったとは…。驚きを隠せないまま、入ってみることにしました。

ドアまでのたった数歩も、なんだかワクワク。特別な体験のはじまりです。

店内に入ったとたん、思わず「かわいい！」と声をあげてしまいました。インテリアまで英国風になっていてときめきます。

決して広くはないのですが、だからこそかわいいものがギュッと詰まっている空間になっていて、まるで異国のおもちゃ箱みたい。どの椅子に座ろうかと迷ってしまいます。

とくに紅茶とスコーンのメニューが充実。ティールームなので当然かもしれませんが、とても本格的です。
やっぱりスコーンは外せない…と思いつつ、Uber Eats非対応でお店じゃないと食べられないという「ヴィクトリアスポンジケーキ」も頼んでみることに。というわけで、出てきたのがこちら！

ティータイムを満喫できるラインナップでウキウキします。ちなみに、紅茶は「ウバ」を選んでみました。

ウバは渋みの強い紅茶というイメージがあったのですが、とても飲みやすくてびっくり。オーナーさんによると、大きめの茶葉なので渋みや雑味が出にくいのだそうです。実際に茶葉を見せてもらったところ、一般的な紅茶のそれよりもかなり大きめ。
高品質な紅茶を扱う京都の「岩村紅茶」から茶葉の大きさまでこだわって仕入れを行っているそうですよ。

スコーンの外側はザックリ、中はホロホロと口溶けがよく、香ばしい仕上がりです。

ソーラレインのスコーンは北海道産小麦やノンホモ牛乳を使用しているそう。生乳に近い味わいのノンホモ牛乳を使うことで、バターを使わなくても美味しく仕上がるのだとか。

そしてこちらが伝統的な英国菓子である「ヴィクトリアスポンジケーキ」です。ヴィクトリア女王が好んだことからこの名前がついたとされており、日本ではあまり味わえない類のケーキ。スポンジはどちらかというとずっしりした食感で、食べごたえがあります。

スポンジの間には自家製のジャムと生クリームが挟まれています。構造がシンプルなだけに素材のおいしさに左右されそうなケーキですが、スポンジもジャムも生クリームもばっちりおいしく、大満足です。
何よりもヴィクトリアスポンジケーキが食べられるお店は限られているので、寝屋川でこういった本格的な英国菓子が味わえることに感動しました。

ソーラレインは、2階にアイデザインサロンも併設しています。もともと、1階のティールームは2階のアイデザインを利用した帰りにゆっくりくつろいでもらえたら…という思いからスタートしたのだそうですよ。
もちろん両方を利用することもできますし、どちらか片方のみでもOK。アットホームで素敵な場所でしたので、気軽に訪ねてみてくださいね。