【京都市伏見区】冬期恒例、「琵琶湖疏水の水、全部抜く」期間が始まりました。
伏見区民のみならず、京都市民の大切な水源であり水力発電などの役割も担っている琵琶湖疏水。琵琶湖から宇治川までを繋ぐこの疏水は、伏見区内を縦断していることもありすっかり伏見の街の風景の一部となっています。桜の季節もとっても綺麗ですね!
一年を通してナミナミと一定の量が保たれ徹底管理されている琵琶湖疏水ですが、毎年渇水時期である冬期(12〜3月)に停水が行われます。お近くにお住まいの方にとっては見慣れた光景なんですが意外と知らない方も多く、水が全くない光景に驚かれることも。2023年度も始まりましたよ!
伏見区を流れる区域はいつも年明けから。
停水期間:2024年1月10日〜3月15日まで
停水区間:大津市観音寺(取水口)〜伏見区堀詰町(約20km)
今年もごっそり水が抜けました。停水期間中に流れ着いた土砂や藻の浚渫や清掃作業、必要箇所の補修が行われます。琵琶湖の水が完全に止められているわけではなく第二疏水から取水されているのでご安心を。
余談ですが墨染と藤森の中間くらいにあるこの疏水にかかる橋。大正13年に架けられたものでした。疏水に歴史あり! 調べてみたところ、この琵琶湖疏水(第一疏水)が完成したのは明治27年。もう130年前から疏水は存在したのですね! 琵琶湖疏水の歴史は京都市上下水道局のホームページから見ることができますよ。
水のない琵琶湖疏水、この今だけの風景を楽しみながら停水中は「疏水の中に入らない」「ゴミを捨てない」など浚渫作業が円滑に行われるようにしっかりマナーを守りましょう。管理してくださっている職員さん、毎年大変な作業ありがとうございます!
琵琶湖疏水記念館という施設も左京区にありますので興味のある方は是非覗いてみてくださいね。
琵琶湖疏水記念館
住所:京都市左京区南禅寺草川町17
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日