iPhone 5s、5c、5、4Sを比較して分かったその違い
本日、『iPhone 5s』と『5c』の発売がアップルから発表されました。噂されていたdocomoからの発売も正式発表となり、これで日本の携帯電話ユーザーはどのキャリアでもiPhoneが使えることになります。
今回の新型iPhoneの発表では、これまでと違って2種類のiPhoneが発表されました。それが、最新版のiPhone 5sと、廉価版と言われるiPhone 5cです。
選択肢が増えるのはユーザーにとって喜ばしいことですが、iPhoneは現行機も5、4Sと2種類あり、合計で4種類のiPhoneが世に出回ることになります。さすがに、分かりにくいですね。
そこで、その違いが分かりやすいよう、スペックや価格を比較した表をエクセルで作ってみました。
テキストで見たいという方は以下の記事からどうぞ。
iPhone 5s、5c、5の違いが分かるスペックや価格の比較まとめ(2013/09/11)
アップル - iPhone - 比較(2013/09/11)
ほぼ同じスペックのiPhone 5cと5
比較して分かったことは、廉価版であるiPhone 5cと5は、外側のカラーが違うだけで中身はほとんど一緒だということです。違いは5cの方がバッテリーの時間が少しのびているぐらいでしょうか。
もちろんメモリが公表されていないので、じつはメモリが5より多いという可能性も微粒子レベルで存在していますが、廉価版と位置づけている5cをそこまで優遇する必要性が見当たりません。
というよりも、今回の発表を受けて5が発売中止になるため、その5の位置に5cが滑り込んできたと考えた方が良いでしょう。
そしてこの比較で、5cが期待されていたほどの廉価版ではないことも分かります。さきほどから廉価廉価言ってきましたが、少なくともSIMフリー版においては約1万円安いだけで全くお求めやすくありません。
5cを買うくらいなら、今投げ売りされている5を買った方がオトクです。そして、来年の『iPhone 6』発売時に乗り換えると良いでしょう。
まあ、5だとキャリアにdocomoを選べませんが、わざわざ5cを買うぐらいなら5sを買い、再来年、『iPhone 6s』を買う方が不満は少ないでしょう。
5ユーザーは我慢。4Sユーザーは5sに乗り換えるのがベスト
さて、ここまでは新規ユーザーの話です。それでは、既存ユーザーはどうしたら良いでしょうか。
最新機種好きの人は言われなくてもiPhone 5sに乗り換えると思います。そして、4Sユーザーも乗り換えた方が良いでしょう。もちろん5cではなく5sにです。
通常使用であれば4Sでも困りませんが、ハイエンドなアプリやゲームを楽しみたいのであれば、さすがにA5チップの4Sではスペック不足になってきました。ここはA7チップを搭載した5sを選びたいところです。5cを選ぶのでは、5に乗り換えるのと変わりません。
そして5ユーザーは、A7チップや指紋センサー、True Toneフラッシュに興味がないのであれば、今回はスルーして来年のiPhone 6を待つのが良いと思われます。よく言われる2年サイクルでの買い換えです。
今回の5sは、やはり5の延長でしかなく、そこまでの驚きはありません。
何はともあれ、これですべてのキャリアでiPhoneが使えるようになりました。自宅や勤務先での通信状況、そして各キャリアのプランを見て、自分にピッタリなiPhoneを選びましょう。