廃材でドレスを作りランウェイを歩く!078神戸の独創的ファッションショーが今週末に開催【神戸市】
神戸市が「ファッション都市宣言」をしてから今年で51年目。「078KOBE」のファッション部門がとてもユニークな企画をやるよと聞いて、見に行ってみることに。
こども達が廃材を使って自分でドレスを作り、それを着てファッションモデル体験をする「KOBE DESIGNERS COLLECTION」。これは何だか面白そうですよ。
この日、ワークショップ会場に集まったこどもは約20名。全5回に分けて行われるワークショップの第一回目、こども達は付き添いの家族にヘルプしてもらいながら作業に取り掛かって行きます。(取材は2024年、初回のWSの様子)
まずはデザイン画を描き、ドレスを作り始めます。ドレスは廃材で作るのですが、ベースとなる部分はなんと、「お茶袋」を使うそうです。とても丈夫で、いろんな形になりクラフトしやすいのだとか。
家族に助けられながらも、自分たちで何とかお茶袋を切ったり、立体的に折ったりしていきます。この洋服作り、ミシンなどで縫うことは禁止だそうで、ホッチキスなどで止めたりガムテープで貼ったりするのがルール。
他にも、靴工場や皮会社から提供された廃材を使用できるように置かれてありました。ちなみに、お茶袋は「伊藤園」さんがお茶を工場へ運ぶ時に使用したものをいただいたのだとか。
そうやって仕上がった廃材の洋服で、サスティナブルなファッションショーを開催するのは2025年の1月12日。「078KOBE」のファッション部門として行われます。
ファッションショーの開催までに3回のワークショップがあり、こども達はそれに参加します。カメラマンによる「LOOK BOOK」の撮影や、ウォーキングのレッスンまであるということで本格的。
ファッションショーの当日まで、こども達は家でも洋服を作り続けて仕上げていきます。自分の持っている古い洋服なども、パーツとして使っても良いのだとか。
「お父さんが使わなくなったネクタイがいっぱいあったので、それを持ってきました」とお母さん。
デザイナーの長井さんのアドバイスで、ネクタイをスカートに合わせてみるとゴージャスに。頭を柔らかくして自由にやるのがポイントのようですね。
2024年9月からスタートしたこのワークショップ。回を重ねるごとに、そして家での製作も含めてどんどん素晴らしい洋服と進化していく楽しさ。こども達の想像力が試されるところです。
実は、5年前から毎年行っているというこの「KOBE DESIGNERS COLLECTION」。毎回、こども達の発想に驚かされるのだというお話でしたよ。
立体的なオートクチュールのようなドレスだったり、着物のようなドレスに仕立てたりと、今までも見応えのあるファッションショーがおこなわれてきました。
これを企画したスタッフは、アパレルメーカーやファッション関係の仕事をしている人々。「身近なものをアップサイクルしてドレスを作るワークショップをやりたい」というスタッフの想いから始まった試みは、こども達にも大好評のようです。
今年は新たに、ファッションを学ぶ学生たちや、業界で活躍するプロデザイナーによるファッションショーも見られるそうで見逃せませんよ。
1月12日開催のファッションショーは誰でも観覧できるという事なので、廃材が一体どんな素敵な洋服になって登場するのか、皆さんもどうぞ楽しみにお待ち下さいね。
KOBE DESIGNERS COLLECTION(外部リンク)
日程:2025年1月12日(日)
時間:14時(開場13時半)
場所:神戸ポートオアシス2階ホール
住所:兵庫県神戸市中央区新港町5−2
電話:078-333-2822
前売一般チケット:1,000円
当日一般チケット:1,500円
※peatixにてチケット発売中「KOBE DESIGNERS COLLECTION2025」
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