「Apple Watch」とはどんなもの?その特徴と魅力・活用例ベスト12
こんにちは。Appleユーザー歴27年 !YouTubeチャンネル「Appleが大好きなんだよ」(外部リンク)管理人のダイスキ(大好きさんと呼ばれているので)と申します。
日本でのスマートフォンユーザーの40%以上の方がiPhoneを選んでいますが、そのiPhoneとともに使えるスマートウォッチが「Apple Watch」です。
例年9月に新機種が発売されていますので、8月末の今、まだまだ浸透しきっていない「Apple Watch」とはどういったもので、その特性と魅力の解説と活用例を12ほど紹介します。
<Apple製品全体での役割と出来ること>
用途は右上の紫の枠内となります。iPhone とかぶる部分も結構ありますが、ヘルスケア関連についてはApple Watchがあってはじめて追加され完結する機能もあります。
<Apple Watchを1枚にまとめると>
「iPhoneライフをフワッと快適化して拡張してくれるもの」で通知から電子決済と健康管理のアシスタントとなります。
基本的にはiPhoneと共に使うものです。設定もiPhone無しでは行えません。
<単独で出来ること>
iPhoneとセットで使うデバイスではありますが、単独でも使える部分はあります。
内容は「GPSモデル」か「GPS+Cellularモデル」で変わってきます。
ジョギングや散歩、コンビニ、スポーツジムなどでApple Watchだけをつけていても可能な事があるのはとても快適です。
・GPSモデルは通信を伴わない機能が中心となります。
・GPS+Cellularモデルは通信が伴う機能も可能!
GPSモデルで可能なことに加え、通信を伴う機能でもApple Watch内蔵のモバイル通信を使っての使用が可能となっています。
・モバイル通信には契約が必要
ただしGPS+Cellularモデルのモバイル通信を行うには三大キャリアのiPhone契約が必要でApple WatchはiPhone回線契約のオプションとなっています。
・iPhone無しの利用も可能にはなったが
昨年のwatchOS 7からファミリー共有設定というiPhone無しの利用が可能になりました。お子さんや高齢者にiPhone無しでも使ってもらえる機能ですが、設定には家族のiPhoneが必要となっています。auのみが「ウォッチナンバー」という料金プランを提供していますが、ファミリー共有設定自体も、料金プランもそれほど現実的な使い方には至っていない印象です。
これについては今後に期待といったところです。
<活用の代表例>
ここからは代表的な活用例を紹介します。
(1)各種通知
iPhone に来る通知をそのまま、もしくはアプリによってはウォッチならではの条件で受信できます。手元にiPhoneがない時やバッグに入れてる時も手首で確認できます。
(2)Apple Pay非接触決済・Wallet
日本だと代表的なのがSuicaになると思います。iPhoneから転送をしておいて使います。昨年秋からはPASMOにも対応しました。双方大学生以上の定期券に対応し、改札で使えます。iPhoneを出さなくてもよいですし、Watchにも触れずに決済可能でとても便利。
クレジットカードも対応しており、サイドボタンのダブルクリックで使用可能。こちらはiPhoneと違い生体認証を伴わないのでアクションが一つ少ない使い方が可能です。
その他航空会社によっては搭乗券も対応しています。
(3)アクティビティ・ワークアウト
AppleとしてはApple Watchの機能の一番のメインにもってきている感じがあります。対応種目が年々増え、行なったエクササイズの記録。ワークアウト以外でも日常のアクティビティを記録してくれ、進捗が悪いと教えてくれます。
iPhoneのフィットネスアプリに自動で同期され、例えばハイキングの記録など軌跡や時間なども同期、後から振り返ることも可能です。長期間通しての傾向なども確認できます。ヘルスケアアプリにも統合されており、サマリーの確認などに活かせます。
(4)睡眠トラッキング
昨年からアプリが標準装備になりましたが、私が使っているのは有料アプリの「Autosleep」というもの。1日の睡眠の状態をリアルタイムで確認でき、翌日になると自動でiPhoneと同期。詳細の確認も可能です。
こちらもヘルスケアアプリにも統合されており、サマリーの確認などに活かせます。購入してしばらくは標準装備の睡眠アプリからのスタートでいいと思います。睡眠の見える化は健康管理にとても役に立っています。
(5)その他のヘルスケア
心電図はApple Watch Series 4からハード面で対応していましたが、日本での医療機器認可は今年に入ってからでした。こちらは心臓の通常と異なる動きを察知して教えてくれるほか、医師への相談用のデータも出せるようになっています。
血中酸素ウエルネスはパルスオキシメーターの1種ですが、こちらは医療機器ではなく目安に使うものとなっています。Series 6以降の機能。
(6)マップのナビ
iPhoneとセットで使うとより快適でApple Watchの画面でもルートが確認できるほか、バイブレーションで曲がる場所などの通知が来ます。
自動車のナビやCarPlay使用時も通知が来るので便利。
(7)Mac やiPhoneのロック解除
以前からあるMacのロック解除機能は同一のApple IDでサインインしたMacであれば手首に装着してロック解除済みApple WatchならMacのパスワードが不要です。
iPhoneについてはマスク装着時のロック解除に対応。手首に装着してロック解除済みApple Watchで認証してくれる機能。この春から使用可能になりました。
(8)天気
天気の確認はiPhoneを見なくても可能です。Apple Watchの画面にも設定可能です。個人的にはYahoo天気のアプリがお気に入りで、雨雲の通知や朝晩の予報が手首に来るので重宝しています。
(9)通話
地味ながら使いやすいのが通話機能です。iPhoneと接続中に手元で着信応答や発信が可能で、ハンズフリーの会話ができます。GPS+Cellularモデルならモバイル通信で単独でも使えるためiPhoneと同じ番号が使えます。
(10)iPhoneを探す
自宅内でiPhoneが見当たらなくなった場合など、Apple Watchのコントロールセンターから音を鳴らす事が可能です。音を頼りに布団の中に忘れたiPhoneが見つかったりします。
(11)音楽再生
時計型のiPodと言ってもいい音楽再生機能。ワイヤレスイヤホンで聴く事が可能。Apple Musicでは転送した音楽が聴けるほかストリーミング再生も可能。単独使用時にも転送済みなら再生できます。GPS+Cellularモデルなら単独でもストリーミング再生が可能となっています。
iPhoneと接続中はiPhone再生のリモコンとして使えるので、バッグやポケットにiPhoneが入っている時に手首で操作が可能です。カメラのリモコンにもなります。
(12)メッセージ
SMS、MMS、メールなどiPhoneに来るものの確認と返信が可能となっています。単独でもGPS+Cellularモデルなら使用可能です。LINEも最近はだいぶ安定的になりました。ただし自宅に置いたiPhoneに電源が入ってる事が条件となっています。
<スマートウォッチがたくさんある中でApple Watchを選ぶ理由>
基本的にiPhone専用なので設定から日常使いまで、iPhoneのシステムに統合されているところが快適です。iPhoneユーザーにとってはベストな使い心地です。Appleの各サービスにもいち早く対応します。
<Apple Watchを選ばないほうがいい方>
本格的な長距離スポーツをやっている方で6時間以上の競技時間のトレイルランニング、ウルトラマラソン、ロングのトライアスロンなどには向いていません。
ワークアウト用途以外では20時間以上もつことも多いですが、GPSを使った屋外ワークアウトのバッテリー持続時間が公式で
・GPSモデル7時間、
・GPS+Cellularモデル6時間
となっておりそれ以上の計測ができません。
そういう方は迷わずガーミンなどを購入したほうがいいです。ガーミンも一部Suicaが使えるようになったりしています。
また、たまに質問いただきますが、今現在iPadではアクティベーション、初期設定ができません。そしてAndroidも非対応となっていますのでiPhoneが必ず必要になっています。ご注意を。
<使っていて1番良いなと思う事>
結果としてながらスマホや頻繁なチェックが減る事です。Apple Watchの範疇でできることしかしない時間が設けられ、スマホ依存をやや軽減できることかなと思っています。
<その他良い点>
・バンド交換が従来の時計より簡単で着せ替えが楽しい
・文字盤のデザインとカスタマイズがたくさんあり飽きない
従来型の腕時計では出てこなかった発想が散りばめられています。
以上、存在がフワッとしているのでなかなか魅力が伝わりにくいApple Watchですが、多くの方が騙されたと思って使い始めると快適さを知ることとなり、手放せなくなったとコメントをくださいます。
9月に新機種の噂があるようで、初めての方は是非検討してみてください。そしてSeries 3以前のものをお使いの方も今の機種はより快適になってきているので活用幅が広がるかと思います。
同じテーマで視覚的により分かりやすい動画もYouTubeにアップしております。ぜひこちら(外部リンク)をご覧ください。