町田市政50周年を記念して、原町田商店街の有志によって2009年にできた【原町田七福神】。町田市内で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。お正月に開運祈願としてめぐる方が多いですが、原町田七福神は1年を通して楽しむことができます。2025年は元旦に巡ってきたのでご紹介します。　

大願成就に原町田七福神めぐり

七福神を制覇する時間は約1時間半から2時間。全てまわっても約3kmと気軽に歩くことができるのが魅力。ゆっくり休憩しながら歩いても3時間くらいでまわれる範囲に七福神が配置されています。

筆者は以下のルートで巡りました。

• 大黒天（小田急線町田駅カリヨン広場）
• 弁財天（母智丘神社）
• 寿老人（勝楽寺）
• 福禄寿（商工会議所）
• 恵比寿神（町田天満宮）
• 布袋尊（宗保院）
• 毘沙門天（浄運寺）

スタンプを集める方向けに、専用の色紙が販売されています。色紙はぽっぽ町田1Fにある「ツーリストギャラリー」で購入可能（500円）。

「原町田七福神めぐり」開始

小田急線町田駅から徒歩1分の場所に位置するカリヨン広場。広場の片隅にあるのが【大黒天（だいこくてん）】。大黒天は五穀豊穣の福神様です。カリヨン広場で、見守るようにひっそりと佇むようにあります。

カリヨン広場から「母智丘（もちお）神社」までは徒歩で約8分。

母智丘神社に祀られているのは優しい表情が印象的な【弁財天（べんざいてん）】。芸術財服の福神様です。

筆者が七福神めぐりをした元旦は「茅の輪くぐり」が設置されていました。「茅の輪くぐり」は、参道の鳥居などの結界内に茅（ちがや）という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い無病息災を祈願するというものです。筆者もくぐって無病息災を祈願。

母智丘神社から町田街道を通って向かったのは「勝楽寺」。勝楽寺は現代的な立派な塔が目印です。

祀られているのは【寿老人（じゅろうじん）】。不老長寿の福神様。見るからに穏やかで優しい表情が印象的。

勝楽寺から徒歩数分の距離にある「町田商工会議所」。

【福禄寿（ふくろくじゅ）】は目立つのですぐわかると思います。財宝守護の福神様は暖かな衣装を着て迎えてくれました。

商工会議所から徒歩数分の「町田天満宮」は、菅原道真公を御祭神とする神社。元旦はものすごく賑わっていて、歩道橋まで長い列ができていました。

祀られているのは【恵比寿神（えびすじん）】。よく知られる、商売繁盛の福神様です。ふっくらした耳たぶを見るだけでも福を呼んで来てくれそう。

【恵比寿神（えびすじん）】は、本堂の隣にある小さなお堂の傍に設置されています。

次に向かったのは、町田天満宮から目と鼻の先にある「宗保院」。宗保院には【布袋尊（ほていそん）】が祀られています。

布袋尊は家庭円満の福神様。無邪気で無欲な心の豊かさを諭す禅僧「布袋和尚」を神格化したものと云われています。※諸説あり

最後に向かったのは「浄運寺」。「えっ、商店街の中にお寺があるの？」というような場所にあり驚きますが、中へ入ると厳粛な雰囲気が漂います。

浄運寺に祀られているのは【毘沙門天（びしゃもんてん）】。福寿増長の福神様です。仏教守護神四天王の1人で、戦の神として武将に崇敬されていたのだそう。穏やかな表情が多い七福神の中でも、とても強そうな顔つきが特徴的。

今回筆者は色紙を買わずに巡りましたが、全てのスタンプを集めると達成感がありますよ。※色紙は昨年のものです。

七福神を制覇するのにかかった時間は1時間30分くらい。個人で好きな時にまわれますが、1月は2回、七福神めぐりのイベントが開催されるようです。坐禅ができる機会はなかなかないので、運気アップとウォーキングを兼ねて参加してみてはいかがでしょうか。

※まちだふらっと公式サイトより画像をお借りしました。