HAC新路線・根室中標津&秋田便が就航!札幌丘珠空港発第1便を追う
2023年10月29日、HAC・北海道エアシステムでダイヤ改正があり、札幌丘珠空港と根室中標津空港、秋田空港を結ぶ便が新しく就航しました。またHACは2023年10月25日から飛行機を3機から1機増やして4機体制(外部リンク)での運航を開始。4機目は10月20日に丘珠空港に到着しました(外部リンク)。
10月29日朝は新路線就航に加え、HAC史上初めて4機全て丘珠空港に揃うため、4機を並べるイベントと就航記念イベント実施が発表(外部リンク)。
北海道の空旅、交通が変わる10月29日に丘珠空港に行き、マスコミが報道しなかった部分も加えて迫ります。
HAC初の4機整列を早朝実施!
展望デッキからは写りが悪かった
朝6時から6時45分まで展望デッキで4機撮影会が行われるとの事で、朝6時に丘珠空港へ。
以前より丘珠空港にHACのATR機全てが揃う日が減少しています。平日は函館空港に夜間駐機し、翌朝丘珠空港に戻る便があるため(土曜日最終の函館行きと日曜日朝一の函館発が運休)です。
階段で2階に上がると、本日朝の新規就航セレモニー会場が準備されていました。
日の出から間もない中、3階展望デッキへ。一番左にHACのATR42-600・1号機(JA11HC)がありました。この場所はHAC機が普段から発着しています。
その右隣には2号機(JA12HC)・雪ミク機。ここも普段HAC機材が発着する場所です。
更に右隣に3号機(JA13HC)・ワンワールド機。
3号機の右に2023年10月就航の4号機(JA14HC)が駐機していたのですが、展望デッキからは非常に撮影しにくい場所でした。制限区域に入れない航空ファンはガッカリ。
一方、制限区域に入場した報道関係者は良い角度で4号機を中心に撮影していました。
これではダメだと、撮影場所を移動。
丘珠空港緑地から撮った!
空港南東側にある公園・丘珠空港緑地に向かいました。
緑地はHACの格納庫、民間のヘリコプターやグライダーが良く見える場所です。
フェンスから近い場所で4機揃った状態を目指しました。
緑地の高台から望遠レンズで撮影。
6時45分になると、朝一の釧路行き、函館行きの出発準備が始まるため、報道関係者は空港ターミナルへ戻りました。
中標津便は4号機・秋田便は1号機でスタート!
記念式典にはナマハゲ・ゆるキャラ登場!
出発便に根室中標津・秋田の名前が10月29日から加わりました。
朝9時より根室中標津便・秋田便就航記念式典が開始。運航する武村HAC・北海道エアシステム社長、天野札幌丘珠空港ビル社長・札幌市副市長があいさつ。
来賓は丘珠空港を管制する陸上自衛隊丘珠駐屯地関係者、取引先の他に地元町内会長が多く招かれていた事が印象的でした。
札幌市東区のマスコットキャラクター・タッピ―(外部リンク)と札幌市北区のマスコットキャラクター・ぽっぴい(外部リンク)、更に秋田からナマハゲ2人が登場。
あれ?札幌丘珠空港って札幌市東区にあるけど、何で北区のキャラクターがいるの?と思った方!確かに飛行場用地は全て東区ですが、空港北西側に北区との境界が目の前。離陸か着陸では北区を必ず飛びます。来賓の町内会長にも北区民が多くいました。
4号機で中標津第1便出発!
中標津第1便は報道関係者や航空ファンが見守る中、搭乗開始。
第1便搭乗客には記念品が配られました。空港ビル2階式典会場の角に、記念品が並べられていたので撮影。
中標津第1便は無事出発。
制限区域で取材する報道関係者はビル側で撮影。
あれ?秋田便出発時にナマハゲがいない!
続いて出発する秋田行き第1便は1号機で運航。中標津第1便と同様にHAC関係者などによる見送りが行われました。
秋田便第1便の搭乗客にはこちらの記念品。中標津と比べ、秋田県のモノが入っています。
ん?札幌のゆるキャラはいたのに、式典にいたナマハゲが見送りにいない!!!
後でHAC関係者に理由を質問したところ、ナマハゲが持っているモノが原因でした。刃物を空港の制限区域に持ち込む事は出来ないからです。本物の刃物じゃないのは判っているけど…。保安上の理由でした。
マスコットキャラクターやHAC関係者が秋田第1便を建物側で見送り。
秋田第1便は無事出発しました。
中標津便は増便!秋田便は新千歳発着J-AIRからの異動
根室中標津空港にはこれまでANAグループが新千歳空港便と羽田空港便を運航して来ました。10月29日以降もANAの新千歳ー根室中標津便は1日3往復のまま。使用機材も74人乗りのボンバルディアDHC8-Q400(外部リンク)。札幌圏と根室中標津との航空便が増えた事になります。
一方秋田便ですが、2023年10月28日まではJALグループのJ-AIRが76人乗りのエンブラエル170(外部リンク)で、新千歳空港ー秋田空港便を運航していましたが、10月29日からは休止。代わりにHACがエンブラエル170より定員が少ない48人乗りのATR42-600(外部リンク)で新千歳空港便と同じ1日2往復で運航に変更された形での新規就航です。
札幌都心に近い丘珠空港発着になって利用しやすくなった一方で、定員の少ない機材での運航に変更された点は利用客数の減少対応ともいえます。
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