【富士市】江戸時代の富士登山出発点 富士塚に思いを馳せて
こんにちは、Pillonピヨンです。
雪の冠からお花見、そして今の時期、富士山の写真を写すチャンスも多いかと思います。その昔、江戸時代には富士山信仰があったのも頷ける話しですね。
富士登山をすることは民衆の憧れでした。
今日は鈴川にある、江戸時代の人たちが富士山登拝のために身を清め、安全祈願をしたといわれる富士塚をご紹介します。
駐車場の左奥に鳥居があり、入り口になっています。
両側に松が植えられた小道を行くと“おやこ富士”話題の撮影場所と書かれた看板があります。晴れた日には富士山と富士塚を一緒に撮ることができ、その姿がまるで親子のように見えるのです。残念ながら私の訪れた日は雲がかかっていて、富士山は見えず写真は撮れませんでした。
富士塚の麓部分には石を入れたカゴがあり、その石を1つ富士塚に奉納できるとのこと。塚の頂上には浅間神社の祠が祀られているそうです。昔は登山の安全を願い、海水で身を清めて、海岸の石を持ち帰り積んだと言われています。
海の石らしく、丸く平たい石がたくさんカゴに入っています。
石を一つ持ち、上に登ってみます。
登りきると奉納台が設置され、たくさんの石が奉納されていました。
帰りは小道を通らず、塚の裏側を歩いて駐車場に向かいました。
敷地内には丸太のベンチも置かれ、座って海風を感じることもできます。
富士塚までの道をご案内します。
元吉原中学校を目指します。
中学の北側の道を西に向かって通り過ぎ、2本目の道を左折
右側に富士塚があります。
駐車場は4台分あります。
入場料などはかかりません。
花壇などきれいに整備されています。
江戸時代はここから富士山を目指したなんて、どれほどの日数がかかったんでしょうか。今では車という便利な乗り物があって、心からよかったと思いました。現在ではスタンプラリーのポイントにもなっているようです。
富士登山の出発点となる富士塚は歴史に触れることができる場所です。海を背に富士山を眺めていると、江戸時代の旅人の気分を味わえますよ。
史跡名:富士塚
所在地:富士市鈴川西町13-32
定休日:なし