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浦和レッズがG大阪に0-1で破れて、開幕3戦勝ち無しの厳しい状況に

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第2節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに、ガンバ大阪を迎えての一戦となった。1分1敗で2戦勝利がない浦和レッズは、なんとしてもリーグ初勝利をホームで勝ち取りたい試合となった。

この試合で、右サイドバックとして、プロ初スタメンを飾った大卒ルーキーの宮本優太選手は「自分自身のストロングは、ある程度通用することが分かった。その中で、まだまだ決定的な仕事ができなかったので、そこはもっともっと積み上げていかないといけないと感じた」と、手応えを感じながらも、今後への課題も感じていた。

試合は、前半から浦和レッズがボールを握りながら、サイドから決定機を数多く作り出すもゴールを決めきることができず、スコアレスで前半を折り返した。

後半は、ガンバがメンバーチェンジで流れを盛り返しながらも、お互いになかなかチャンスを作ることが出来ず。拮抗した展開の中で後半35分に、浦和レッズのMF岩尾憲が2枚目のイエローカードで退場となる。これで一気に試合が動く。後半37分、ガンバ大阪のMF福田湧矢が右足を振り抜き、ガンバ大阪が先制点を決めた。試合はこのまま終了。ガンバ大阪が1-0で勝利した。

試合後に、西川周作選手は「退場者が出てしまったことに関しては、ベストを尽くした結果。その後の間について、プレーを続ける選手がもっと声を出して集中力を高めることが必要だった。この経験は、これからの糧になる。今日に関しては、勝ちたかったという思いがみんな強かった」と悔しさをみせた。

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「前半で勝ちながら折り返すことも十分可能だった。それぐらいの内容だったと思います。後半に関しては前半に比べるとチャンスの数自体は減りましたが、いくつかその中でも、点が入るかもしれないそれぐらいのチャンスを作れていたと思います。しかし前節、同様に退場者が出て10人になってから、その機会をうまく相手に利用されてしまったと思います。結果は我々の内容にふさわしくないと思いますが、こういった部分も、またサッカーの一部だと思います」と、試合を振り返った。

浦和レッズは開幕から3戦勝ち無しと厳しい状況となったが、やろうとしている方向性が間違っているわけではない。そこをいかにブレずに結果を出していくかが求められるだろう。次節は、来週水曜日にアウェイで川崎フロンターレとの一戦となる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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