「42歳以上でシーズン20本塁打」は1人だけ。プーホルスはあと2本で2人目に。700本塁打までは3本
アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、700本塁打まであと3本に迫っている。これまでに700本以上のホームランを記録した選手は、762本のバリー・ボンズ、755本のハンク・アーロン、714本のベーブ・ルース。この3人しかいない。
また、プーホルスは、あと2本のホームランを打ち、700本塁打にリーチをかけると、42歳以上のシーズンに20本塁打を記録した、2人目の選手となる。
プーホルスは、1月に42歳の誕生日を迎えた。今シーズンは、ここまでに18本のホームランを打っている。ベースボール・リファレンスとファングラフスによると、42歳以上のシーズン(6月30日時点の年齢)に18本塁打は、42歳の2007年に28本のボンズに次ぎ、42歳と43歳の1990年と1991年に各18本のカールトン・フィスクと並んでいる。
前半戦を終えた時点で、プーホルスのシーズン本塁打は6本に過ぎなかった。だが、後半戦に入ってからのホームランは、すでに倍の12本を数える。この本数は、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と比べると10本少ないものの、両リーグ7位タイに位置する。8.6打数に1本のペースは、後半戦に二桁本塁打の25人中3位だ。上には、7.5打数/本(11本)のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)と7.6打数/本(22本)のジャッジしかいない。
もちろん、全盛期と同じではない。例えば、プーホルスの通算OPSは、対左も対右も.900を超えている。それに対し、今シーズンは、対左こそ1.180ながら、対右は.652に過ぎない。
とはいえ、対左の代打、あるいはプラトーン起用の一塁手かDHとしてなら、まだ通用する気がする。今シーズンを最後に、プーホルスはバットを置く。
ちなみに、44歳以上のシーズン本塁打記録は、千葉ロッテ・マリーンズでもプレーした、フリオ・フランコが保持している。46歳の2005年に、9本のホームランを打った。
プーホルスのホームランについては、こちらでも書いた。