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【富田林市】最高コスパで本物の味を。大人気のビッグジョー富田林店の豪華ステーキ&ハンバーグ弁当が再開

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

そろそろピークアウトしそうに見えて、なかなか感染者数が減らない新型コロナウイルス。こういうときこそ、おうちごはんを楽しみましょう。

富田林市民ならば、誕生日だとか何かのお祝い、そしてしっかりお肉を食べたい時など、ハレの席にビッグジョー富田林店を利用する人も多いかと思います。

そのビッグジョー、昨年の緊急事態宣言中に販売されたお弁当が採算を完全に無視した最高コスパだったとか。大人気だったお弁当がまた再開されたと聞いて、さっそく買いに行ってみました。

ビッグジョー(BigJoe)は、藤井寺に本店がありますが、1992(平成4)年に、2号店として富田林にオープンしました。それからちょうど30年、今も行列の絶えない人気店です。これは、寿命の短いと言われている飲食店としてはほんとうにすごいこと!

ということで、実際にお店に行って、販売されている2種類のお弁当を注文しました。この日は夕方の食事時ともあって、店内にも多くのお客さまがいましたし、また弁当の受け取りのためにも多くのウェイティングのお客さまがいました。

「1時間ほどお待ちいただくことになります」とのことで、いかに人気が高いのかがうなづけます。

店内インテリアは、重厚で温かみのあるアーリーアメリカンを意識してつくられているとか。店の真ん中に大きな排気口がみえますが、その下にチャコール(炭火焼ブース)があり、そこでシェフがステーキやハンバーグを焼き上げていきます。

できあがった豪華ステーキ&ハンバーグ弁当(税込:1,500円)です。豪華というだけあって重箱のような黒い箱に入っています。開けてみるのが楽しみですね。

牛肉スライス弁当(税込:1,000円)です。こちらプラス100円で大盛りが出来るのですが、その大盛りとはごはんではなく牛肉。1.5倍になるそうです。

どちらの弁当にもですが、スタッフの方からのメッセージカードが入っていました。

下にある手書きの絵(鬼?)の絵はともかく、その上に手書きで書いてあるのがうれしいところ。すべてが印刷されたものには感じられない温かさが手書き文字にはありますね。

コックと力士の顔がついていますが、これにビッグジョーの秘密があります。

創業者でありオーナーの齋藤昭一社長は、元幕内力士の若の富士。千代の富士や現在の八角理事長(元北勝海)と兄弟弟子で、横綱北の湖と戦って勝利したこともあるそうです。引退後に会社を設立し、1986(昭和61)年にビッグジョー藤井寺本店を開業しました。

そのこともあって、同店の系列にちゃんこ鍋のお店もあるわけだったんですね。またアメリカの分厚いステーキの店をやりたかったという夢もあったとか。アメリカの友人から「ビッグジョー」と呼ばれていたことがそのまま店名になったというのも面白いエピソードです。

さて、いよいよ豪華ステーキ&ハンバーグ弁当(1,500円)の蓋を開けました。名前の通り豪華以外の言葉が浮かびません。

内容は、ビッグジョーの2大人気料理、サーロインステーキとハンバーグを始め。

鴨肉スモーク、海老フライ、むきエビ・ホタテ・サーモン・パプリカのマリネとメインとなるべき料理が目白押し。

付け合せもポテト、ニンジン、インゲン、プチトマト、レタス。

さらに野沢菜にごはんと、いったいどこまで豪華なのかと感嘆しました。

もうひとつの牛肉スライス弁当(1,000円)。ごはんの上にたっぷり載せられた牛肉炒めに、ハンバーグ、エビフライ、スパゲティ、サラダと、こちらも満足の逸品です。

どちらも文句のつけようのない、申し分ないおいしさ。特にどちらの弁当にもついているビッグジョーの名物ハンバーグ。

この中は店内で食べるのと同じミディアム・レアで、牛肉100%の証でもあります。

余りにも豪華だったので、このビッグジョーの最高コスパ弁当を開発した平山和正料理長に、お話を伺いました。

最初に、念のためにこのお弁当はいつから始めたかと質問したところ、昨年の「コロナ禍の緊急事態宣言」がきっかけだとか。富田林店では2種類を提供しています。

また姉妹店の藤井寺店ではメニューが若干違うようで、それは各店舗の料理長の裁量にゆだねられているそうです。

ちなみに豪華ステーキ&ハンバーグ弁当は、富田林店限定メニュー。好評につき、2022年の1月24日より再開したとか。

平山料理長によると、相当原価が高いということも伺いました。

採算面で気になりそのことを聞いてみると、これはオーナー(斎藤社長)の考えとのこと。「お客様に寄り添い、満足することを最優先にするように」といわれて開発したそうです。

加えてすべての料理が自家製のものを使用しているそうです。「お弁当も、店内で食べるのと同じ味になるよう工夫しました」と平山料理長は強調していました。

あらためて書きますが、ビッグジョーのハンバーグは国産牛肉100%を使用し、小麦など余計なつなぎも入れていないとか。

そのほか米は鳥取産のものを使い、サラダにはアメリカンドレッシングを使っています。ごはん100円で、サラダは150円で追加購入が可能なのだそうです。

平山料理長は、この会社で30年の勤務経験があるそうで、長きにわたり富田林市民のごちそうを作り続けてこられました。

「今は、次の世代の人たちが喜んでくれています」と。富田林市にはこんなに豪華でお得なステーキとハンバーグの弁当があるかと思うと、ちょっとうれしくなりました。

ビッグジョー富田林店(外部リンク)
住所:大阪府富田林市新家1丁目2-24
電話番号:0721-23-7300
営業時間:11:00~14:00  17:00~21:00(ラストオーダー 20:00)
※2月9日現在、まん延防止等重点措置のため、時短営業中。
定休日:年中無休(年末年始を除く)
アクセス:近鉄川西駅から徒歩8分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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