ブラザートムさん発明の特許が結構ガチであった件
「ブラザートムが不倫騒動・事務所独立からの今を語る”娘にはよくハガキを書いてあげるんです”」という記事を読みました。「舞台演出に関する特許をとりました。日米欧で。ドローンなどの移動体と発光体を使って、たとえば大ホールでも会場全体を使ってダイナミックな照明や音響の演出ができるようになる舞台装置ですね」と書いてあったので早速調べてみました。
特許番号は6954761号、発明の名称は「イベント演出システム及びイベント演出プログラム」、出願日は2017年4月27日、登録日は2021年10月4日です。
上記記事にも書かれているように、米国と欧州でも出願されています。米国では2022年6月10日に特許査定が出ています(特許番号はまだ割り当てられていません)(タイトル画像参照)。欧州はまだ審査中のようです。
特許の内容ですが、コンサートやイベントの観客のスマホを使った演出の仕組みです。観客のスマホにアプリを入れてパフォーマンスに同期させて光らせたり、振動させたり、文字を表示させたりするというアイデア自体は大部昔に公知になっていますが、そのスマホ(20)の制御を、パフォーマー(10a)、および、ドローン(10b)やバルーン(10c)などに取り付けられたコントローラーから近距離通信機能を使って制御する点がポイントです。たとえば、客席の上空でドローンを飛行させて、その下にいる観客のスマホ(20)だけをあたかもスポットライトのように光らせるなどの演出が可能になります(実際のクレームでは進歩性確保のためにもう少し限定が入ってますが、長くなるので説明は省略します)。
うまく使えば楽しい演出ができそうな特許発明ですね。