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どうしてHSPは過眠になりやすい?寝過ぎてしまう自分に罪悪感を覚えたらすべきコト

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

HSPさんは生活している中で、さまざまなことを刺激や情報ととらえてしまうことが多く、疲れやすい傾向にあります。

1日の終わりには、いつも心身ともにクタクタ…ということも、多いのではないでしょうか。

家に帰っても何もする気が起こらず、すぐに眠ってしまうという悩みを抱える方も多くいます。

無理をして睡眠時間を削ってしまうと、すぐに体調を崩してしまい、自分を責めてしまう…という悩みもHSPさんから聞くことがあります。

HSPさんにとって、疲労回復を図るためにも睡眠時間を確保することは、生活上、大切なことなのですが、どうしても罪悪感を抱いてしまうようです。

では、HSPさんが気持ち良く睡眠時間を確保するためには、どのような点に気をつけたらいいのでしょうか?

今回はHSPさんと過眠の悩みについて解説したいと思います。

HSPさんはどうして過眠になりやすいのか?

そもそもHSP気質を持つ方は、どうしてよく眠る傾向があるのでしょうか?

HSPさんが感じ取りやすい刺激について考えてみましょう。

・人間関係に疲れやすい

HSPさんは人の気分や感情を敏感に察知し、自分事に置き換えてしまうことがあるため、人間関係に疲れを感じやすい傾向があります。

近くで人が怒っていたり、不機嫌な反応を示されたりすると、不安や恐怖で心の中がいっぱいになってしまうことがあります。

また、一度ネガティブな感情を抱くと元に戻るまで、かなりの時間がかかってしまうこともあるので、余計なことをあれこれと考えてしまい、心身ともに疲労状態におちいってしまいます。

・環境に疲れてしまう

音や光、気温など、自分ではあまり意識していなかったとしても体が反応し、頭痛やめまいなどの体調不良を誘発することがあります。

もしかしたら、置かれている環境が自分に合っていない可能性もあるため、耳栓やサングラスなどを活用して、疲れないように自分なりの工夫をして、適応していくことが必要になるかもしれません。

・物事を深く考え過ぎている

HSPさんは、物事を複雑に考えたり、先々まで思考を巡らせたりする傾向があるため、すぐに脳が疲労を感じてしまいます。

気楽に、のんびりと…は、HSPさんの気質上、難しいかもしれませんが、自分が考え過ぎているなと感じたら、今考えるべきことなのか?と、一旦、立ち止まって俯瞰してみましょう。

余計なことにとらわれていたと、思えることが案外、多いかもしれません。

寝過ぎてしまう自分に罪悪感を覚えたら…

「いつも寝過ぎてしまう自分が情けない」「周りからも怠けていると思われてしまう…」と悩んでいるHSPさんは、少なくないのではないでしょうか。

「今日こそは頑張れる!」と無理をしても、結局、翌日に良いパフォーマンスができなかったり、体調を崩してしまったりなど、HSPさんが睡眠時間を削っても良い結果は得られないことが多いのではないかと思います。

では、過眠に対して罪悪感を覚えたらどのように気持ちを切り替えたら良いのでしょうか?

・余計な作業を減らす

まずは、自分の身辺を見直し、余計なことをしている時間がないか考えてみましょう。

「何の生産性もなく会社にダラダラ残っている」「別に見たい番組でもないのに、ずっとテレビを見ている」「何の目的もなくスマホを見ている」など、もしかしたら節約できる時間が、あるかもしれません。

その時間を自分にとって意味のある時間にすれば、スッキリとした気持ちで眠りにつくことができます。

・「1時間早くおきる」を心がけてみる

早い時間に眠ってしまうのであれば、思い切って1時間早く起きるというのも、アリではないでしょうか。

1時間早く起きるだけで午前が長くなり、得したような気持ちになれるかと思います。

ただ、1時間早く起きたことで、いきなり勉強を始めることや、ジョギングの時間に当てたりするのではなく、まずは「ゆっくり」行動することを心がけてみましょう。

これまで無意識に行っていたルーティンを丁寧に行っていくことから始めてみると、体に負担がかからず、良い一日をスタートできるでしょう。

・過眠気味な自分を責めない

最後に、よく寝る自分を責めるのは止めましょう。

睡眠時間の確保は、HSPさんに限ったことではありません。

むしろ、普通の人でも十分な睡眠時間を確保することは必要なことです。

周囲にいつも体調不良で欠席をする人はいませんか?

その人に生活習慣を聞いてみると、夜寝るのが遅かったり、偏食気味だったり、運動不足だったり…と、体調不良を引き起こす原因がたくさんあるように思います。

HSPさんの場合は、睡眠を十分取っているので、体調管理は優れているという方も多くいます。

睡眠時間が長いことを、むしろ長所ととらえて、ポジティブに過ごしてみましょう。

まとめ

今回はHSPさんと過眠について解説しました。

風邪予防やウィルスの感染防止の観点からも、自分に合った睡眠時間を確保することはとても大切なことです。

過眠気味だと思っても、自分にとっては必要な時間なのだと受け入れ、前向きな気持ちで生活をすると、さらに免疫力も高まります。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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