【神戸市中央区】行けば何か欲しいものを見つけてしまうザックバランな古本屋 花森書林
神戸元町にある古本や雑貨を扱う花森書林。ここに行くとなぜか何か欲しいものを見つけてしまうお店です。そんな花森書林はどのような本屋でどんな品物があるのでしょうか。花森書林をご紹介しましょう。
トンカ書店から花森書林の流れを引き継いだ新店主の頓花慎太郎さん
花森書林は、以前に「トンカ書店」という名でトアウエストに店舗を持っていました。「トンカ書店」の名前で憶えている方は多いかもしれません。当時入居していたビルの老朽化のため移転し、2019年に花森書林として現在の場所で再オープンさせました。前身のトンカ書店をオープンしたのは、旧姓・頓花(とんか)恵さん。「トンカ書店」という名前は苗字である頓花の名から取ったものでした。
トンカ時代から「ザックバランな」と自ら称していたように店内はジャンルを問わない書籍や雑貨があふれていて、品定めをしているとあっという間に時間が過ぎてしまうそんなお店でした。しかし、残念ながら恵さんは今年闘病の末にお亡くなりになりました。
上の写真は訃報を公表した後に「トンカ書店×花森書林」というタイトルでこれまでの歩みをたどる展覧会開催時に「トンカ書店」の看板を花森書林の前に掲げていた時のものです。
姉の恵さんの後を引き継いだのが弟の慎太郎さんです。これまでも花森書林ではお二人で活動されていたのですが、慎太郎さんが新店主としてこの夏から新スタートを切りました。
トンカ時代のザックバランな雰囲気を引き継いでいる店内
トンカ時代の店名につけていたサブタイトルが「ザックバランな古本屋」。現在の花森書林もその流れは変わっていません。サブカルチャー、アート、児童書など次から次へと興味のツボを刺激してくる古本が並んでいます。古い時代の本であっても状態によっては安価で設定されているものも多く、ついつい興味の赴くまま本に手が伸びます。
雑貨の種類も豊富です。お菓子についていたオマケの類や昭和時代の雑貨など見ていると昔を思い出す品も少なくありません。扱っているジャンルが決まってないだけに今日は何が見つかるかなと期待しながら店内を探るのが楽しいのです。
このコーナーでは、無意識にも若かりし頃の「さんまちゃん (150円)」は手に取って見てしまいました。
きれいに並べられたバッヂ類。好みのデザインのものがあれば思わず手に取ってしまいます。このように店内を見て回るうちに何か欲しいものを見つけてしまいます。小さい雑貨でもきちんと仕分けされていて各コーナーの商品は見やすく展示されています。
花森書林では作家の展示会も定期的に開催していてギャラリーとしての顔も持っています。その展示会では作品の販売なども行っています。花森書店のSNS等でギャラリー開催予定は確認してみてください。
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