昨年12月オープンの「あつま ゆのみ茶屋」 今シーズンの収穫に合わせた新メニュー登場(札幌市中央区)
昨年12月にオープンした「あつま ゆのみ茶屋」。厚真町在住で、ハスカップ生産の第一人者の「ハスカップファーム山口農園」の山口善紀さんのお店で、美味しいハスカップを使ったスイーツや、食事などを提供しています。今シーズンのハスカップ収穫のスタートの6月22日に合わせ、23日からは新メニューの「ハスカップクリームぜんざい」が登場します。ぜひ、美味しいハスカップデザート等を召し上がってください!
今シーズンのハスカップの状況をヒアリングしてきました!
「ハスカップファーム山口農園」は、2014年には移動販売車「ハスカップカフェ」を、2019年には加工場を併設した「ハスカップカフェLABO」を、そして昨年12月22日には、ハスカップや厚真町のお米を使ったスイーツなどが食べられる「あつま ゆのみ茶屋」をオープンさせています。
6月21日、天気が良かったので、山口さんに今年のハスカップの状況を聞いてきました。
23日の出荷が始まる、ちょっと前。ハスカップは少しずつ色づき始めているところでした。
「昨年は、豊作の年になるはずだったのに、干ばつ等で期待外れになってしまいました。今年は末成り(うらなり)といって、豊作の翌年は木が疲れたのか収量が減ると言われる年。確かに花の着きなどは少ないのですが、粒が比較的大きい」と。
だから、収量(収穫の重さ)から見ると悪くないみたいです。
しかし、過去に収穫時に長雨が続くと収穫ができないので、思ったような収穫ができずに困った年がありましたので、これからはあまり降らないでねと願うばかりです。
厚真町のハスカップ
厚真町では、生産者の約4分の1がハスカップを栽培ししているそうで、2013年には栽培面積日本一にもなっています。
ハスカップはブルーベリーに似ていますが、形は円錐型の果実で、大きさは1~2センチくらい。ブルーベリーは半分に切ってみると、果肉はブドウのように白っぽいですが、ハスカップは果肉も赤い。皮がとても薄く、収穫がとても大変で生での流通は難しく、ほとんどが冷凍かジャムなどの何かしらの加工品となります。
ハスカップの果実には、抗酸化物質であるビタミンCがブルーベリーの5倍近く含まれているといわれています。さらに、ポリフェノールの一種のアントシアニンが多く、ほかにも、鉄やカルシウムなど栄養効果はとにかく高いのです。
昨年12月オープンの「あつま ゆのみ茶屋」
厚真町の魅力が詰まったお店です。
店名の「ゆのみ」ですが、ハスカップの群生地である勇払原野周辺では、ハスカップのことを「ゆのみ」と呼んでいるのですが、そこから名付けられたそうです。
着席すると、お水が出されるのではなく、原木シイタケの干しシイタケを使ったシイタケ茶を提供されます。これが美味しい!体に染みる!
ハスカップを使ったスイーツがいろいろあります!
「プレミアムスイーツプレート」には、チーズテリーヌ、ソフトクリーム、ぜんざい、冷凍ハスカップ果実(ハチミツ付き)が贅沢にワンプレートに!
私のお気に入りは「ハスカップサンデー」。ハスカップゼリーやジャム、ソース、冷凍ハスカップなどと、天塩町の宇野牧場の美味しいソフトクリームが贅沢に使われています。
そして、今シーズンのハスカップ出荷に合わせて、新しいでデザートが誕生しました。25日から販売予定の「ハスカップクリームぜんざい」(1100円)です。
今年も美味しいハスカップをたくさんの人たちに食べてもらいたいなー。
<あつま ゆのみ茶屋>
*住所:丸井今井札幌店大通館7階
*TEL:090-8427-2137
*営業時間:10:30~19:30(LO18:30)
*定休日:丸井今井札幌店の休日と同様
*詳細はこちらをご覧ください。