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【宮城県 東松島市】春におすすめ!お花見と美しい海を同時に楽しめる公園

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

3月は残雪の姿が未だ見え隠れしている冬と、春のちょうど切り替えの時期。
まだまだ山々にはうっすらと白い雪化粧と、色味のない木々が目立ち、寒々とした風景だ。

しかし、3月も中旬を過ぎれば、いよいよ暖かくなってきたな!と感じるもの。
梅や桜に、菜の花なども徐々に花開き、お花見の季節まであっという間。
そんな春を感じられる時期に、おすすめの公園をご紹介していこう!

▲ かつて縄文人が生活をしていた場所が現代では公園となっている!改めて考えるとすごい場所なのだ
▲ かつて縄文人が生活をしていた場所が現代では公園となっている!改めて考えるとすごい場所なのだ

宮城県東松島市の宮戸にある「さとはま縄文の里 史跡公園(さとはま じょうもんのさと しせきこうえん)」は、「奥松島縄文村 歴史資料館(以下縄文村)」から*徒歩で行くことができる公園だ。(*公園には駐車場がない為、縄文村歴史資料館の駐車場に駐車をして向かおう。)

補足情報としては、縄文村に併設されている公園ではないので、施設経由で公園に行く必要はない。しかし、先に施設内で縄文人の歴史などを知った上で公園へ向かった方が、より楽しむことができるのでおすすめだ。その理由は、何と言っても大昔に縄文人が生活をしていた場所が現在公園となっている為、(知識を入れてからの方が)到着時の感動もより大きいものになるという訳だ。

▲ 縄文村から公園までの目印となる「医王寺」
▲ 縄文村から公園までの目印となる「医王寺」

さて、公園までの道のりを簡単に説明すると、縄文村の駐車場から「医王寺」という小さなお寺を目印にまずは歩いて進もう。縄文村の裏手にある坂道を歩いて行くと、上記写真の医王寺を確認することができる。これが1つの大きな目印!

▲ 医王寺の真正面にも矢印付きの看板が!これはありがたい
▲ 医王寺の真正面にも矢印付きの看板が!これはありがたい

縄文村から公園までの道中には、矢印付きの看板がいくつも建てられているので、比較的はじめて行く方でも迷わずに到着できるはずだ。(不安な場合は、縄文村にわかりやすい地図があるので、事前に確認をしてから向かおう)

▲ 徒歩だけが通行できる細道がとても多い。いつしか探検隊のような気持ちとなり、公園の姿が見えた時には思わず万歳!
▲ 徒歩だけが通行できる細道がとても多い。いつしか探検隊のような気持ちとなり、公園の姿が見えた時には思わず万歳!

目印の医王寺を通過し、細道を抜けてやや幅広い道に出たら、右へ進もう。
すると、間も無くして矢印付きの看板があるので、それに従って道なりに進むと、目の前に公園の入口が見えてくるので足元に気をつけながら、ゆっくりと中へ入ろう!

▲ 公園入り口からすでに、目の前には雄大な海の姿が!
▲ 公園入り口からすでに、目の前には雄大な海の姿が!

公園の中へ進んでいくと、その奥行きの深さに驚いてしまい、一旦立ち止まって公園内の地図を確認したくなるほど。

▲ 小高い段々に見えるのは実は畑。春には菜の花が広がり、夏には蕎麦の花が咲く。右下の木々は梅や桜など。様々な花々が生育中だ。
▲ 小高い段々に見えるのは実は畑。春には菜の花が広がり、夏には蕎麦の花が咲く。右下の木々は梅や桜など。様々な花々が生育中だ。

綺麗に整備された芝生が目の前にわぁっと広がり、奥は小高い丘のようになっていて、その上には東屋(あずまや)の姿も見える。とにかく広大な敷地に広がる芝生と、そして現在(2月末時点)はまだ開花前だが、桜や梅の木が至る所に存在し、さらに目の前には海。

▲ まだ枝だけのように見える梅の木は、実は開花寸前(2月末時点)。
▲ まだ枝だけのように見える梅の木は、実は開花寸前(2月末時点)。

梅や桜が開花してピンク色に染まった頃に、お花見をしながら目の前の海も眺められる、意外とあるようで、なかなか無い場所。そして、車では辿り着けないという部分も、またこの公園の味のあるところだ。
今年の春は、かつて縄文人が生活をしていた場所で大自然を感じてみるのも、いいものだぞ。

施設名:さとはま縄文の里 史跡公園(さとはま じょうもんのさと しせきこうえん)
住所:宮城県東松島市宮戸西畑

*公園内にはトイレや東屋(あずまや)も整備されています。
*一般開放されている公園のため、特に営業時間・閉園日などはありません。
*海から近く山の中の為、夜間を避けて日中の利用をおすすめします。

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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