宇宙から富士山頂の”ポツン雪”も明瞭に見えるほどの快晴で気温上昇
もちろん東京都心も朝から快晴
タイトル画像にある雲の様子をご覧ください。
きょう午前10時、赤道上空約35,800キロの宇宙にある静止気象衛星ひまわりがとらえた東日本の雲の様子です。とは言っても、ほとんど雲がない快晴で、富士山頂の雪もポツンと明瞭に写っています。
気象庁の観測でも東京都心は午前3時、午前9時ともに雲量が0で、午前4時48分の日の出からほとんど雲一つない快晴となっています。
また5月に入り、一段と太陽高度が高くなっており、すでに日差しの強さは8月上旬並みといったところですが、雲がないために、この強烈な日差しが容赦なく地面付近を熱し、大陸育ちの上空の暖気の影響も加わり、気温が急上昇しています。
すにで福島県では今年全国で一番の暑さに
快晴となっている東日本を中心に、すでに午前11時30分の段階で、全国921地点中、半数近くの409地点で25℃以上の夏日となっており、福島県相馬で30.4℃、同じく浪江で30.3℃と今年全国で一番の暑さとなっています。
(これまでの最高は4月21日の沖縄県波照間の30.0℃)
長野と松本でGWとしては記録的な32℃予想
気象庁がきょう午前11時に発表した予想最高気温は、朝の予想よりもさらに真夏日の地点数が増え、21地点となりました。
最も高い長野と松本の32℃に注目すると、長野では1889年以降の観測で、5月上旬までに32℃以上を記録したのは、1997年5月6日32.3℃の1回のみ。
同じく松本では1898年以降の観測で、1969年5月10日32.3℃と2009年5月10日32.1℃の2回のみとなっています。
つまり、GWの期間として、場所によっては記録的な暑さとなる所もある予想です。
東京都心は29℃の予想ですが、コンピュータの予想では練馬や青梅などで30℃以上の真夏日が予想されています。
外出自粛で屋内で過ごされる方も多いと思いますが、屋内でも窓を閉め切ったままにしておくと30℃を大きく上回る気温となるかもしれません。熱中症予防に適度な冷房や適度な換気を心がけてください。
2日の最高気温(18時追記)
結局、きょう2日の最高気温は18時までに、長野県南信濃33.1℃を筆頭に、松本32.5℃、長野32.0℃など、東日本を中心に全国91地点で真夏日となりました。
一方、都内では練馬の29.7℃が最高で、東京都心は26.9℃でしたが、今年一番の暑さとなりました。