名だたる有名観光スポットを抑えて青森県の酸ヶ湯温泉が「世界で最もラグジュアリーな寄港地観光ツアー」で1位に選ばれたことはご存じでしょうか？青森県は2024年から、豪華客船の乗り入れが増えたり、大韓航空やエバー航空の運航も再開したりと海外からの観光客が増えています。海外のインスタグラムでも青森県は人気のようで、実は日本人よりも来日観光客の方が青森の観光スポットについて知っているなんていうこともあるかもしれません。さて、今回はそんな1位に選ばれた「酸ヶ湯温泉」の魅力についてご紹介します。酸ヶ湯と聞くと積雪量についてのニュースを想像する方も多いと思いますが、温泉もとっても魅力的なんですよ。

酸ヶ湯名物「ヒバ千人風呂」

酸ヶ湯には、混浴の「ヒバ千人風呂」と男女それぞれに専用の「玉の湯」があります。混浴の温泉しかない と思って敬遠しているかたもいるのですが、男女別のお風呂もあるの安心してください。露天風呂はなく全て室内のみです。酸ヶ湯といったら「ヒバ千人風呂」が有名なので、混浴が不安だけど気になるという女性のかたも安心してください。有料ですが専用の温泉着を着ることや、小さいですが仕切りがある女性専用部分もあるので、対策をすることも可能です。湯気が沢山ある時は、目の前も湯気で見えない時もあり、混浴でも安心できたこともありますよ。300年以上の歴史ある温泉の質は、濁った色の酸性硫黄泉で、「療養に適した温泉」として湯治に使われるほど。匂いもとても強いので、温泉の後は、一日匂いが取れないこともあるのでご注意ください。

湯治や登山、スキーなどの宿泊にも最適

酸ヶ湯は日帰り温泉でも、宿泊でもどちらでも利用できます。宿泊の場合だと、ヒバ千人風呂が、朝の時間のみ女性専用となる女性には嬉しいメリットも。八甲田の山中にあるということもあり、連泊しているかたも多く、季節によって連日登山やスキーを楽しんでいるようです。湯治としても利用されているので、施設内には自炊や洗濯などの連泊するかた向けの設備も整っています。青森で湯治や自然のアクティビティを楽しみたいかたには最適の宿ではないでしょうか。日帰り入浴の場合は、タオル付き大人1,000円/小学生500円で利用できます。玉の湯は、受付終了時間は16:30とヒバ千人風呂より1時間早いので気をつけてください。

温泉以外にも趣のある施設

他にも温泉後にゆっくりとくつろげるような広々とした待合室や宿泊中に外を見ながら一息着くことができるようなスポットなど、館内には様々な風情のある場所があります。版画家「棟方志功」からも愛されていたということもあり、館内では彼の作品を見ることもできますよ。

道中も楽しめる温泉

八甲田山にある、他では中々味わうことのできない趣のある「酸ヶ湯温泉」。青森に旅行に行った際にはぜひ訪れて欲しい場所の1つ。道中も綺麗な自然を楽しむことができ、四季それぞれで違った良さを感じることができますよ。海外のかたから選ばれた理由も行ってみればわかることでしょう。

青森に行って、ここに行かないのは勿体無い!