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【宮城県 松島町】こんがり炙った豆もちに舌鼓 -浅野商店の豆餅- [町内地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

日本の伝統的な食べもの「餅(もち)」は祝いごとや、正月などスペシャルな時に登場する。ご飯のように、普段から食べるものとはちょっと違うけれど、たまに食べたくなる味。
たとえば、3時のおやつの時間とか、夜食とか。ぷくりと膨らんだ餅と、ほうじ茶で『ほぉ』っと一服。気取らない日本のアフタヌーンティの時間だ。

宮城県松島町の町内にある老舗の米屋「浅野商店(あさのしょうてん)」では、お茶の時間にほしくなる懐かしい「豆もち」を販売している。

「豆もち」は名前のとおり、餅の中に「豆」を混ぜ込んだもの。浅野商店のは、大粒の枝豆と黒ごまがたっぷり。
出来上がった豆もちは大体1センチ位に切られて、真空パックされている状態で販売されている。

枝豆とごまがきれいに餅の中を舞っていて、ドット柄(水玉模様)の洋服みたいな姿。
さあ、豆もちをオーブントースターへ!小さなトースターの部屋の中が赤色になっていくと、豆もちはゆっくり右へ左へと揺れうごく。

『ふー!』っと目一杯の音を鳴らしながら、ふくらんだ豆もちの背中には、縦じま模様のこんがりとした焼き目。なんだか格好良い。

焼きたてを両手で掴んだら、ゆっくりと豆もちを引き伸ばしていく。ふわりと立ち上る湯気と、飛行機雲のようにぐーんと伸びる餅。

そのまま熱いのをヒョイっと頬張れば、コリコリとした豆の食感にごまの風味。そして餅の甘みが伝わってくる。素朴な豆もちだけど、焼きたては格別。

お気に入りのお茶と、豆もちで『ほぉっ』とする時間をつくってみる。
これが結構、いいものだぞ。

名称:豆もち
販売店:浅野商店(あさのしょうてん)
住所:宮城県松島町松島字町内131
営業時間:8:30 - 18:00
定休日:年中無休
公式SNS:気になった方は店舗公式インスタグラムを覗いてみよう!
補足情報:※豆もちは時期によって販売終了になっている場合もあり。

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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