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【なぜ忍者戦隊は愛され続けるのか?】放送30周年!忍者戦隊カクレンジャーの大いなる魅力と未来とは?

二重作昌満博士(文学)/PhD(literature)

皆さま、こんにちは!

文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。

爽やかな秋の風を少しずつ肌身に感じるようになりましたが、

皆さまいかがお過ごしですか?

さて、今回のテーマは「忍者」です。

皆さまは「忍者」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?

藤子不二雄(A)先生の大人気忍者漫画「忍者ハットリくん」。2004年には香取慎吾氏主演で実写版が公開され、敵対する伊賀(ハットリ)と甲賀忍者(ケムマキ)の対立と共闘が描かれた(筆者撮影)。
藤子不二雄(A)先生の大人気忍者漫画「忍者ハットリくん」。2004年には香取慎吾氏主演で実写版が公開され、敵対する伊賀(ハットリ)と甲賀忍者(ケムマキ)の対立と共闘が描かれた(筆者撮影)。

黒いコスチュームに身を包んだり、手裏剣を投げたり、分身したり、瞬足で走ったりと、多種多様な「忍術」を筆頭に、様々なイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

この忍者ですが、今や日本を象徴する一文化として国際的に認知されています。私も日本とハワイの二カ国を拠点に生活をしていますが、海外でお寿司や空手などと並び、忍者も一文化として現地で浸透している様子を見ると、やはり嬉しく感じます(ちなみに現在、ハワイのトレンドの1つは、ドジャースの大谷選手です)。

ハワイ州オアフ都内の大型商業施設「アラモアナセンター」内にあるドジャース公式ショップでは、大谷翔平選手のグッズが多数販売されている。大谷選手が「50-50」を実現したのは当写真を撮影して約2週間後。
ハワイ州オアフ都内の大型商業施設「アラモアナセンター」内にあるドジャース公式ショップでは、大谷翔平選手のグッズが多数販売されている。大谷選手が「50-50」を実現したのは当写真を撮影して約2週間後。

さてさて、そんな「忍者」ですが、日本が世界に誇るエンターテインメントのひとつである「特撮ヒーロー」番組において幾度も登場してきたモチーフでもあります。ある時は人々を守る正義のヒーローとして活躍し、またある時は地球を脅かす悪者として暗躍しました。

円谷プロ制作の特撮ヒーロー番組『ウルトラマン(1966)』シリーズに登場した「宇宙忍者バルタン星人」。限りなきチャレンジ魂で、何度も地球を手に入れるために歴代ウルトラマン達と対決した。
円谷プロ制作の特撮ヒーロー番組『ウルトラマン(1966)』シリーズに登場した「宇宙忍者バルタン星人」。限りなきチャレンジ魂で、何度も地球を手に入れるために歴代ウルトラマン達と対決した。

そんな数ある「忍者」の特撮ヒーロー番組の中で、私が特に思い入れのある作品が、東映制作の特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」の第18作『忍者戦隊カクレンジャー』。

本作は5人の「忍者」のヒーローが、人々を苦しめる悪い妖怪軍団と戦う物語。

・・・私事ですが、幼少期に初めて観たスーパー戦隊シリーズでもあります。

『カクレンジャー(1994)』放送当時、私が子どもの頃になりきって遊んでいた変身アイテム「ドロンチェンジャー」。30年の時が流れ、たとえ壊れても傷ついても、大切な思い出がたくさん詰まった宝物。
『カクレンジャー(1994)』放送当時、私が子どもの頃になりきって遊んでいた変身アイテム「ドロンチェンジャー」。30年の時が流れ、たとえ壊れても傷ついても、大切な思い出がたくさん詰まった宝物。

今年で放送30周年を迎えた『忍者戦隊カクレンジャー』ですが、どれだけ時が流れようとも、決して色褪せることのない魅力に溢れた名作です。

そこで今回は、そんな夢いっぱいの『忍者戦隊カクレンジャー』の物語を少しだけ、振り返ってみたいと思います。

※本記事は「私、アニメや特撮にくわしくないわ」という方にもご覧頂けますよう、可能な限り概要的にお話をしておりますので、ゆっくり肩の力を抜いて、気軽にお楽しみ頂けたらと思います。

【人に隠れて悪を斬る!】忍者戦隊カクレンジャーってどんなスーパー戦隊?

さて、本記事では『忍者戦隊カクレンジャー(1994)』に焦点を当てていきますが、その前に少しだけ、スーパー戦隊シリーズについてご紹介をさせてください。

「5人揃って、ゴレンジャー!」スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』(筆者撮影)
「5人揃って、ゴレンジャー!」スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』(筆者撮影)

シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が1975年に放送が開始されて以降、『太陽戦隊サンバルカン(1981)』、『超力戦隊オーレンジャー(1995)』、『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』、『魔進戦隊キラメイジャー(2020)』、『王様戦隊キングオージャー(2023)』、そして最新作『爆上戦隊ブンブンジャー(2024)』まで全48作品がこれまで放送されてきました。

恐竜や自動車、動物などスーパー戦隊シリーズのモチーフは実に様々。シリーズ第19作『超力戦隊オーレンジャー』では、超古代文明の力である「超力」を宿した6人の戦士達がマシン帝国バラノイアと戦った。
恐竜や自動車、動物などスーパー戦隊シリーズのモチーフは実に様々。シリーズ第19作『超力戦隊オーレンジャー』では、超古代文明の力である「超力」を宿した6人の戦士達がマシン帝国バラノイアと戦った。

そんな長きスーパー戦隊シリーズの歴史の中で、シリーズ初の「忍者戦隊」であったのが第18作『忍者戦隊カクレンジャー(1994)』でした。

『忍者戦隊カクレンジャー』は1994年2月18日から1995年2月24日まで、全53話が放送された。本作は『MIGHTY MORPHIN ALIEN RANGERS』(右)と題して米国でも展開された。
『忍者戦隊カクレンジャー』は1994年2月18日から1995年2月24日まで、全53話が放送された。本作は『MIGHTY MORPHIN ALIEN RANGERS』(右)と題して米国でも展開された。

本作は、400年ぶりに「封印の扉」から復活して現代社会で暗躍を開始した「妖怪軍団」から、忍者軍団・隠流の5人の子孫達が「忍者戦隊カクレンジャー」を結成して、人の世を守る物語。

第1作『ゴレンジャー』から数えて、カクレンジャーは18番目のスーパー戦隊。ポップな忍術を使って戦うのが特徴で、チームの総領である鶴姫(ニンジャホワイト)は、名実ともにシリーズ初の女性リーダーである。
第1作『ゴレンジャー』から数えて、カクレンジャーは18番目のスーパー戦隊。ポップな忍術を使って戦うのが特徴で、チームの総領である鶴姫(ニンジャホワイト)は、名実ともにシリーズ初の女性リーダーである。

ニンジャレッドことサスケは猿飛佐助の子孫、ニンジャブルーことサイゾウは霧隠才蔵の子孫、ニンジャイエローことセイカイは三好晴海の子孫、ニンジャブラックことジライヤの子孫は児雷也の子孫といった具合に、カクレンジャーは戦国時代に活躍した忍者達の子孫であり、紅一点であるニンジャホワイトこと鶴姫は、隠流鶴姫家の24代目総領であり、なんと15歳の少女でした。

カクレンジャーも歴代スーパー戦隊と同様、巨大化した敵を相手に巨大なロボットを召喚して戦う。特にカクレンジャーは獣将とその分身体である獣将ファイター、超忍獣と、極めて豊富な戦力を誇っていた。
カクレンジャーも歴代スーパー戦隊と同様、巨大化した敵を相手に巨大なロボットを召喚して戦う。特にカクレンジャーは獣将とその分身体である獣将ファイター、超忍獣と、極めて豊富な戦力を誇っていた。

鶴姫は「封印の扉」が開かれた結果、再び世に蔓延ることになった妖怪達を退治するためにカクレンジャー達を招集(ちなみに「封印の扉」を開けたのは、お金に目がくらみ、妖怪に唆されたレッドのサスケと、彼の親友であるブルーのサイゾウ)。妖怪達との激しい戦いに身を投じていくことになります。

隠流忍術の極意である「体」を司る神将「無敵将軍」。カクレンジャーが将軍する5体の守護神「獣将」が合体した姿であるが、時に「無敵将軍誕生!」のかけ声と共に突然戦いに参戦する自立した意思を持っている。
隠流忍術の極意である「体」を司る神将「無敵将軍」。カクレンジャーが将軍する5体の守護神「獣将」が合体した姿であるが、時に「無敵将軍誕生!」のかけ声と共に突然戦いに参戦する自立した意思を持っている。

隠流忍術の極意である「技」を司る神将「隠大将軍」と、「心」を司る神将「ツバサマル」が翼合体した「スーパー隠大将軍」。格闘術に加えて超高速飛行が可能となり、急降下による高速パンチとチョップが得意技。
隠流忍術の極意である「技」を司る神将「隠大将軍」と、「心」を司る神将「ツバサマル」が翼合体した「スーパー隠大将軍」。格闘術に加えて超高速飛行が可能となり、急降下による高速パンチとチョップが得意技。

カクレンジャーは三神将と呼ばれる守護的な存在(無敵将軍、隠大将軍、ツバサマルの三体)、そして三神将の弟子であるニンジャマンの支援を受けながら、多種多様な能力を持つ妖怪達と戦い続けました。

三神将の弟子でありながらも、そのあわてんぼうな性格からたくさんの人々を傷つけてしまい、一度は壺の中に封印され宇宙へと追放されたニンジャマン。しかし鶴姫によって現代に復活し、カクレンジャーと共闘する。
三神将の弟子でありながらも、そのあわてんぼうな性格からたくさんの人々を傷つけてしまい、一度は壺の中に封印され宇宙へと追放されたニンジャマン。しかし鶴姫によって現代に復活し、カクレンジャーと共闘する。

ニンジャマンは強い正義感であるものの単純な性格が玉に瑕。敵に「青二才」と挑発されると怒りが頂点に達し、彼が激怒した姿である「サムライマン」へと変身。剣術や火球技等、凄まじい戦闘力を発揮する。
ニンジャマンは強い正義感であるものの単純な性格が玉に瑕。敵に「青二才」と挑発されると怒りが頂点に達し、彼が激怒した姿である「サムライマン」へと変身。剣術や火球技等、凄まじい戦闘力を発揮する。

一方でカクレンジャーと戦う妖怪達も、カッパにオボログルマ、アズキアライにテング、ヌリカベにウミボウズと、国内で高い認知度を誇る有名妖怪のほか、スナカケババアにキュウビノキツネ、ロクロクビにユキオンナ等、女性の妖怪達も数多く登場しました。妖怪達の多くは「悪役」ではあるのですが、時に人間側に非があるのではと感じさせる妖怪や、またある時はカクレンジャーを助けるために自ら犠牲になった妖怪等、1体1体が秘めた強いキャラクター性も魅力でした。

妖怪軍団の支配者である「妖怪大魔王」の息子であり、幹部でもあるガシャドクロ。その人間態である貴公子ジュニア(演:遠藤憲一氏)は、ギターを愛用するほか、オネエ口調で喋るという強烈な個性を発揮した。
妖怪軍団の支配者である「妖怪大魔王」の息子であり、幹部でもあるガシャドクロ。その人間態である貴公子ジュニア(演:遠藤憲一氏)は、ギターを愛用するほか、オネエ口調で喋るという強烈な個性を発揮した。

そんなカクレンジャーと妖怪達が戦いを繰り広げる本作。カクレンジャー達は「妖怪を封印する」という自分達の使命に向き合い、絆を深めながら数々の試練を乗り越えていきます。しかしその戦いの道は、決して甘美たる勝利への道ではありませんでした。

時に人と人とで紡がれた絆や信頼関係を断ち切るような悲劇がカクレンジャー達を襲い、鶴姫(ニンジャホワイト)は父の裏切り(後に芝居と判明)にあい、さらに鶴姫家の後見人・三太夫を失いました。そしてジライヤ(ニンジャブラック)は、尊敬する父を殺害したのは、なんと妖怪と悲しい取引をした自分の恩師であり育ての親だったことを知ります(ちなみにジライヤを演じたのはケイン・コスギ氏、そして彼の育ての親であるガリを演じたのはショー・コスギ氏。正に手に汗握る熱い親子対決だったことを追記しておきます)。

カクレンジャーの変身アイテム「ドロンチェンジャー」。当アイテムを使用して「封印の扉」を閉じ、再び妖怪達を封印することに成功した。当アイテムの玩具は、現在まで2度に渡り新装版が発売されてきた人気商品。
カクレンジャーの変身アイテム「ドロンチェンジャー」。当アイテムを使用して「封印の扉」を閉じ、再び妖怪達を封印することに成功した。当アイテムの玩具は、現在まで2度に渡り新装版が発売されてきた人気商品。

熾烈な戦いを経て、妖怪軍団を再び「封印の扉」へと封印することに成功したカクレンジャー達。鶴姫は無事に彼女の父と再会し、父達に見送られながら仲間達と共に新たな旅に出るのでしたー。

【カクレンジャー放送30周年!】忍者戦隊カクレンジャーから手裏剣戦隊ニンニンジャーへと受け継がれた「忍者戦隊」の活躍と未来とは?

ここまで上述してきた『忍者戦隊カクレンジャー』は、1994年から1995年までの約1年間に渡る放送を終了しました。その後カクレンジャーの後を継ぎ、新たなスーパー戦隊シリーズが現在まで継続されていくことになります。

『カクレンジャー』をはじめとする歴代の忍者戦隊は、日本での放送終了後、『Power Rangers』と題して、米国をはじめとする世界へと進出。日本版とは異なる独自のストーリーで展開された。
『カクレンジャー』をはじめとする歴代の忍者戦隊は、日本での放送終了後、『Power Rangers』と題して、米国をはじめとする世界へと進出。日本版とは異なる独自のストーリーで展開された。

その間、カクレンジャーで構築された「忍者戦隊」の魂を継承した2つのスーパー戦隊が放送されました。

1つが2002年に放送されたスーパー戦隊シリーズ第26作『忍風戦隊ハリケンジャー』。本作は、人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ異なる流派で構成された6人の忍者戦士達が、地球を腐らせるために暗躍する宇宙忍群「ジャカンジャ」から地球を守る物語でした。

『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する6人の忍者戦士は、疾風流、迅雷流、宇宙統一忍者流から成る3つの流派で構成されており、当初は反目しつつも物語を通じて極めて固い絆で結ばれていった。
『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する6人の忍者戦士は、疾風流、迅雷流、宇宙統一忍者流から成る3つの流派で構成されており、当初は反目しつつも物語を通じて極めて固い絆で結ばれていった。

そして2015年に放送されたスーパー戦隊シリーズ第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』。本作は「ラストニンジャ」の称号を持つ伝説の忍者の孫達と弟子入り志願者の6人で構成された6人の忍者戦士が、祖父の「ラストニンジャ」の称号を競い、お互いを高め合いながら、戦国時代より現代によみがえった「牙鬼軍団」から人々を守る物語ー。

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する6人の忍者達は、牙鬼軍団との戦いの傍ら、ライバルでもある従兄弟達と修行に励み、互いの「忍タリティ」を高め合った。忍びなれども忍ばない、最新の忍者戦隊である。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する6人の忍者達は、牙鬼軍団との戦いの傍ら、ライバルでもある従兄弟達と修行に励み、互いの「忍タリティ」を高め合った。忍びなれども忍ばない、最新の忍者戦隊である。

この『手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015)』は、なんと『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』からはじまったスーパー戦隊シリーズ放送40周年を迎えた節目の作品であり、先輩の忍者戦隊も登場してニンニンジャーを指導する展開が描かれました。その中には、カクレンジャーよりニンジャレッド・サスケが登場し、ハリケンジャーのハリケンレッド・椎名鷹介と共に、後輩であるニンニンジャーを熱く指導。アカニンジャーこと伊賀崎天晴には手を焼きつつも、サスケ達は「忍びなれども忍ばなかった」かつての自分達の姿を重ねたのでしたー。

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は2015年2月22日から2016年2月7日まで、全47話が放送された。ニンジャレッド、ハリケンレッド達が登場するのは第7話(忍びの7)「春のニンジャ祭り!」である。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は2015年2月22日から2016年2月7日まで、全47話が放送された。ニンジャレッド、ハリケンレッド達が登場するのは第7話(忍びの7)「春のニンジャ祭り!」である。

第7話(忍びの7)に登場したのは妖怪ネコマタ。腕時計をモチーフにした妖怪である故、敵を過去の世界に送る能力を持っていた。ニンジャレッド達はニンニンジャーと共闘し、新たな力(技忍シュリケン)を与えた。
第7話(忍びの7)に登場したのは妖怪ネコマタ。腕時計をモチーフにした妖怪である故、敵を過去の世界に送る能力を持っていた。ニンジャレッド達はニンニンジャーと共闘し、新たな力(技忍シュリケン)を与えた。

そしてさらに時は流れ、2024年現在ー。

『忍者戦隊カクレンジャー(1994)』は放送30周年という節目の年を迎えました。これを記念し、30年後のカクレンジャーの物語が展開された正統続編『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』が動画配信サイト「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」(外部リンク)にて配信されました。

本作についても深くお話したいところですが・・・まだ未見の方もいらっしゃるかと思いますので、是非『TTFC』にて、ご自身の目で確かめてみてくださいね(ちなみに私は本作の初見時、「子どもの頃に大好きだった、あの頃のカクレンジャー達にまた会えた!」と涙と余韻に溢れた大切なひとときを過ごすことができました)。

私達が生きている、2024年という時代ー。連日、国と国とが争う戦争や、あまりにも身勝手な理由で人の命が奪われるような悲しいニュースが報道されています。世界中の人々と繋がることの出来るSNSでも、匿名を盾に人を言葉で貶めたり、当人に身に覚えのない情報が拡散されたりと、明確な悪意や憎しみに溢れた世の中になってしまったことは・・とても悲しく思います。

「これからも、この地上が平和であり続けるかどうかは、人の心ひとつで決まることを忘れるな。」(『忍者戦隊カクレンジャー』第53話「封印!」より三神将)

そんな混沌とした現代だからこそ、人の心の中に潜む悪と命がけで戦い続けた、『カクレンジャー』をはじめとする忍者戦隊から学んだ勇気とメッセージが、「今」を懸命に生きる私達の心の中に必要なのだと感じます。

最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。

(忍者戦隊カクレンジャー、スーパー戦隊シリーズを視聴するなら)
東映特撮ファンクラブ(TTFC)(外部リンク)

(参考文献・URL 一覧)
忍者戦隊カクレンジャー30周年記念特設サイト(外部リンク)
・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズMOOK スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1994 忍者戦隊カクレンジャー」、株式会社講談社
・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズMOOK スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー」、株式会社講談社
・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズMOOK スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.15 手裏剣戦隊ニンニンジャー」、株式会社講談社

(本記事でご紹介したハワイ州 観光地アクセス)
・Ala Moana Center
住所:1450 Ala Moana Boulevard, Honolulu, HI 96814
公式サイト:https://www.alamoanacenter.com/ja/(外部リンク)
※「Dodger's Clubhouse」はアラモアナセンター内3Fにあります。

博士(文学)/PhD(literature)

博士(文学)。日本の「特撮(特殊撮影)」作品を誘致資源とした観光「特撮ツーリズム」を提唱し、これまで包括的な研究を実施。国内の各学術学会や、海外を拠点とした国際会議へも精力的に参加。200を超える国内外の特撮・アニメ催事に参加してきた経験を生かし、国内学術会議や国際会議にて日本の特撮・アニメ作品を通じた観光研究を多数発表、数多くの賞を受賞する。国際会議の事務局メンバーのほか、講演、執筆、観光ツアーの企画等、多岐に渡り活動中。東海大学総合社会科学研究所・特任助教。

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