毎年９月２３日は「手話言語の国際デー」です。伊勢崎市では、手話言語国際デーに合わせ、市内３か所の公共施設でブルーライトアップを実施しています。早速、施設を見学に行ってきました。伊勢崎駅から北に車で約３分の所にある伊勢崎市障害者センターでは、「伊勢崎市聴覚障害者福祉協会、伊勢崎市手話通訳者協会、伊勢崎手話サークルどんぐりの会」の３団体の皆さんが「ライトアップ巡り」に向けスタートするところでした。

手話言語の普及と聴覚障害者へ理解促進のため、名所や公共施設をブルーにライトアップする取り組みが全国各地で開催されます。群馬県内では、前橋昭和庁舎、高崎白衣観音、藤岡道の駅ららん藤岡観覧車など２４か所がブルーにライトアップされました。

本来のイベントは「手話言語の国際デー」に合わせているため、１日だけのライトアップなのですが、伊勢崎市では、９月２８日（土）、２９日（日）に開催される「いせさき祭り」に合わせて、２９日（日）までの１週間、３つの施設がブルーに変身しています。想像以上にコンパクトで小さなブルーライトが放つ光はとても強く、２つのライトで全体を覆い被せることができるようです。

市指定重要文化財の「旧時報鐘楼」。１４．５６mと高い建物のため、遠くからでもブルーライトが良く見え目立ちます。インスタ映えする綺麗な様子でした。

市指定重要文化財の「いせさき明治館」。昼間の様子とは打って変わって、なにやら怪しい光にドラキュラでも住んでいるかのように神秘的でした。

伊勢崎市では、伊勢崎市手話言語条例を制定し、手話やろう者への理解を広げ、全ての市民が安心して生活できる優しいふるさとの発展に力を合わせています。伊勢崎市障害福祉課長さんに伺ったところ、「このブルーライトアップを見た人が「なんだろう？」と思ってもらって、そこから手話言語の普及と聴覚障害者へ理解促進に繋がるといいですね」と仰っていました。

《イベント情報》
【名称】「手話言語の国際デー」ブルーライトアップ
【開催施設】旧時報鐘楼(伊勢崎市曲輪町２８ー２３)、いせさき明治館(伊勢崎市曲輪町３１ー４)、伊勢崎市障害者センター(伊勢崎市西田町７１)
【開催日】９月２１日（土）～９月２９日（日）１８時３０分～２１時
【入場料】無料
【問い合わせ】障害者センター（ 伊勢崎市西田町７１、Tel ０２７０ー７５ー５５３０）
【駐車場】有（いせさき明治館は無）