【アイロン不要】プチプラ服の高見えは最初だけ?簡単ケアで美しさをキープ&復活させる方法
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。高見えするプチプラ服を見つけたときって嬉しいですよね。だけど洗濯するとすぐにヨレヨレになってしまい、その美しさを保つのは難しいと感じたことはありませんか?実は、ちょっとした簡単ケアでプチプラ服の高見えを持続させることができるます。本記事では、「洗濯のり」を使った簡単ケアの方法を紹介します。のり付けを活用することで、シワや型崩れを防ぎ、アイロンがけも楽になります。これから紹介するテクニックを取り入れて、お気に入りのプチプラ服をいつまでも美しく保ちましょう
洗濯のりを使うメリット
・衣類のハリが復活する
・光沢が生まれる
・シワが軽減する
・汚れ防止
買ったばかりの服は、衣類を美しく見せるためにのり剤でコーティングされていることが多いです。そのため、安価な素材でも美しいシルエットを保つことができます。しかし、洗濯を繰り返すうちにコーティングの効果が薄れ、ヨレヨレでくたびれた印象になってしまうんです。そこで、服のハリや光沢を復活させるために使うのが「洗濯のり」です。
洗濯のりの種類
洗濯のりは大きく分けて3種類あります。天然のり、化学のり、スプレーのりです。それぞれの特徴を知って、ベストな「のり」を選んでください。
天然のり
パリッとした仕上がりが特徴で、化学的な光沢が出にくく、素材本来の風合い求めている人に向きます。
成分:コーンスターチやタピオカなどの天然でんぷんが主成分。
特徴:衣類にしっかりとしたハリを与え、シャツやブラウスをパリッと仕上げるのに適しています。
注意点:天然成分であるため、時間が経つと変質しやすく、長期間保管する際には虫やカビが発生する可能性があります。そのため、長期保管する場合はのりを洗い落としてから保管する必要があります。
化学のり
化学のりは、合成成分を使用しており、使いやすさと安定性が特徴です。
成分:ポリビニルアルコール(PVA)やポリ酢酸ビニル(PVAc)などが主成分。
特徴:主成分がポリ酢酸ビニル(PVAc)のものは洗濯機でも使用できます。衣類に透明感のある光沢をプラスすることができ、シワも防ぎます。
デメリット:化学成分が衣類の表面をコーティングするため、肌が敏感な方やアレルギー体質の方は肌トラブルを起こす可能性がある。
スプレーのり
アイロンの際に乾いた衣類に使えるのがスプレーのりです。
成分:プロピレングリコール、耐熱性ポリマーが主成分。
特徴:部分的なのり付けに適しており、シャツの襟や袖口などをピンポイントで仕上げるのに便利です。耐熱ポリマーが配合されおり、高温でのアイロンがけでも焦げ付きにくくなっています。
デメリット:他の洗濯のりに比べてコストが高い。周囲に飛び散りやすく、床や家具に付着することがあります。
洗濯機で使える洗濯のりとは
花王「キーピング」は洗濯機でも使える便利な洗濯のりとして人気でしたが、残念ながら現在は販売終了となっています。このことで洗濯機で使える洗濯のりをドラッグストアで見つけるのは難しいかもしれません。ネットショップなどで購入する場合、成分が酢酸ビニール系(PVAc)のものは洗濯機で使用できます。
洗濯のりの使い方(洗濯機の場合)
1、洗濯機で通常に洗う
のり付けするものもしないものも一緒にいつもと同じように洗濯します。
2、洗濯のりを水で薄め
洗濯機に直接のりを入れるとムラができてしまうので、バケツなど容器で、事前に規定量洗濯のりを水で薄めておきます。
洗濯のりの量はパッケージの裏面を参考に好みの仕上がりになるように調整します。
3、のり付けするもの以外を取り出す
のり付けするものを残して、他の洗濯ものは取り出します。
4、すすぎと脱水
2を洗濯機に入れ、すすぎと脱水のみを行います。脱水時間は1分。
すすぎは一番少ない水量でOK
洗濯のりの使い方(手動の場合)
1、洗濯機で通常に洗う
2、のり付けする洗濯ものを取り出す
洗濯が終わったら、洗濯ものを取り出し、のり付けするものは別にしておく。
3、洗濯のりを水に溶く
容器に水を溜めて、規定量の洗濯のりをよく溶かします。
【ポイント】ポリピニールアルコール(PVA)が主成分の洗濯のりは表示の量通りにすると固くなりすぎるので、規定量の半分〜1/3くらいの量が個人的には好みです。使用量を変えてお好みの硬さを見つけてください。
4、のり付けする
3にのり付けする洗濯ものを入れて、1分ほどつけ置きする。
5、脱水
おにぎりを作るような感じで丸めた衣類を包み込むように水気を絞ります。雑巾絞りするよりもシワが少なく衣類にやさしく脱水できます。
夏場の乾きやすい季節なら「おにぎり脱水」しただけで干しますが、乾きにくい季節だったり部屋干しする時はバスタオルに巻き込んでタオルドライします。
形よく干す
のり付け終わった洗濯物を干します。ニットは平干しネットを使って床と並行になるように干します。
シャツはハンガーにかけて干します。その時、できるだけ肩幅に厚さがあるハンガーを選ぶとより美しく仕上がります。
バッグや靴は新聞紙や梱包材を丸けて入れて形を整えて干します。紙がなければ膨らませたビニール袋でもOKです。
洗濯のりを使った仕上がり
綿のシャツはシャキッと仕上がりました。ハリが出て肉感も拾いにくくなるので実際に着用すると着痩せ効果も期待できます
アイロンをかけなくてもシワがほどんど気にならず、清潔感のある仕上がりです。
薄手のニットは程よい光沢がでて、高級感のある色合いになりました。
ヨレが気になった首周りや裾(すそ)もハリよく補正されています。
詰め物をして干したキャンパスバッグは詰め物をとってもそのままの形をキープ。
このように、少しくたびれた衣類も洗濯のりを使うことでハリや光沢を復活させることができます。
洗濯のりの使い方 まとめ
プチプラ服を高見えさせるためには、適切なケアが重要です。「洗濯のり」を使うことで、服のハリや光沢を復活させ、シワや型崩れを防ぐことができます。洗濯するたびにのり付けする必要ありません。衣類のシルエットが崩れてきたなと思ったら、のり付けに挑戦してみてください。少しの手間でお気に入りの服を美しく保つことができます。これらのケア方法を取り入れて、プチプラ服をいつまでも高見えさせましょう。あなたのワードローブが、さらに輝きを増すこと間違いなしです!