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忖度なし!スイーツ芸人がコンビニ「ティラミス」を食べ比べしてみた

スイーツなかのスイーツ芸人

よろスィーツ!スイーツなかのです。

コンビニスイーツの食べ比べ企画。今回は「ティラミス」。

上から右回りに「ローソン」「ファミリーマート 」「セブンイレブン」
上から右回りに「ローソン」「ファミリーマート 」「セブンイレブン」

「ローソン」「ファミリーマート」「セブンイレブン」のティラミスを食べ比べ。

忖度なしでそれぞれの特徴をまとめてみた。

ローソン

「雲ふわティラミス」¥300
「雲ふわティラミス」¥300

ローソンのティラミスは、これぞティラミスという王道の味。

クリームからはマスカルポーネのコクを強く感じ、コーヒーの染み込むスポンジからはビターな味わいをたっぷりと堪能できる。

個人的に好きだったのは、スポンジの存在感。他のコンビニのティラミスは「クリームを食べている」という印象が強かったが、ローソンのティラミスはスポンジの食感もしっかりと残り、クリームとのバランスも良かった。

ローソンは異なるスイーツを掛け合わせるハイブリッド系の商品が多いが、こちらのティラミスはかなりベーシックなつくり。

そのため、ローソンのスイーツファンからすると物足りなさを感じるかもしれないが、個人的には一番リピートしたくなるほど好きだった。

ファミリーマート

「とろけるティラミス」¥328
「とろけるティラミス」¥328

ファミリーマートのティラミスは、名前にもあるようにクリームのなめらかさが大きな特徴。

たしかに、クリームにはとろとろ感があり、くちあたりも絶妙。ただ、ローソンのクリームと比べるとマスカルポーネのコクは少なく、個人的には物足りなさを感じてしまった。

生地にはコーヒーがたっぷりと浸されていて、クリームといっしょに食べると、ティラミスならではのほろ苦い甘さを楽しめるが、もっと濃密で力強い味わいがほしいところ。

ただ、これは自分が王道のティラミスが好きなので、好みは分かれるのかなと思う。これはこれでしっかりと美味しいし、なめらか系のスイーツが好きな人にはたまらないだろう。

セブンイレブン

「まっしろティラミス」¥291
「まっしろティラミス」¥291

セブンイレブンは、他のコンビニとは全く違ったアプローチのティラミス。真っ白な見た目からも分かる通り、ココアパウダーは使わずに粉糖がまぶしてある。

クリームには、マスカルポーネの他にホワイトチョコが合わせてあり、まろやかでミルキーな甘さが楽しめる。ふんわりとした食感も心地良く、エアリーなくちあたりもたまらない。

ただ、どうしてもクリームを主役にしたスイーツなので、ティラミスとしての印象は薄い。底にはコーヒーの染み込んだスポンジが入っているが、ほろ苦さももっとほしい。食べ終わったときには、クリームの美味しさだけが残るのが正直なところ。

ティラミスだと思って食べると物足りなさは感じるが、クリームを楽しむスイーツとして食べれば満足度は高い。

撮影=スイーツなかの

スイーツ芸人

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を始める。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」など多数テレビ番組に出演。「CREA」「ViVi」で連載を持つなど、ライターとしての顔も持つ。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売、コンクールの司会や審査員を務めるなど、多岐にわたり活躍している。

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