帝国ホテル クリスマスブレッドは「パンドーロ」「パネトーネ」「シュトレン」「ヌスシュトレン」の4種類
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
帝国ホテル東京は、ホリデーシーズンを帝国ホテルの味とともにお楽しみいただける商品を、ホテルショップ「ガルガンチュワ」にて 12月14日(土)から25日(水)まで販売します。(予約期間:10月1日(火)~受取希望日の5日前 18:00まで)
先日、プレス試食会があったので行ってきました。皆さんより一足先に今年はどのような味のパンが販売される試食させて頂いたのでご紹介させて頂きますね。
パンドーロ、パネトーネを実食
クリスマスブレッドは全4種類で、今年より新しく発売される「パンドーロ」はイタリア語で黄金のパンを意味しています。バターと卵黄をふんだんに使用したしっとりした生地に、はちみつとマダガスカル産のバニラビーンズを練りこみ、星の形に焼き上げています。
クリスマスブレッドというと、シュトレンやパネトーネは日本人にも馴染みがありますが、パンドーロという名前も味も初体験。どのような味わいなのだろうかと楽しみに頂きました。口あたりが非常に軽く、まるでシフォンケーキのようです。それでいて、さっくりした食感もあり、なによりバニラビーンズの優しい甘味が鼻腔をくすぐり、ホイップクリームやジャムなどをつけて食べても美味しそうなクリスマスブレッドだなと感じました。
自家製発酵種を使用しじっくり発酵させた生地に、オレンジペーストを混ぜ、さらに洋酒に漬け込んだ果実の美味しさを引き立てたマスカットレーズン、オレンジピール、レモンピールを加えてふんわりと焼き上げています。
こちらの商品は昨年も販売されているのだけれど、さらに改良を加えたそうで、全体的に甘いのだけれど、オレンジやレモンなど果実の酸味がまじわり奥深い味わいになっていました。クリスマス限定の専用ギフトボックスに入れて販売するそうなので、手土産としても喜ばれそうです。
シュトレンは試食しなかったのですが、毎年販売されているので紹介しますね。向かって左のシュトレンは、約2ヶ月間洋酒にじっくり漬け込んだドライフルーツ(レーズン、サルタナレーズン、オレンジピール、レモンピール、イチジク)を、バター風味のしっとりした生地にたっぷり練りこみ焼き上げています。
奥の渦巻状になっているのが「ヌス シュトレン」で、ヌスとはドイツ語でナッツを意味するのだそう。ローストしたヘーゼルナッツが入ったフィリングを、シュトレン生地に巻き込んで焼き上げ、ラム酒が香るシナモン風味のアイシングでコーティングしています。
試食で頂いたクリスマスケーキやローストビーフなども美味しかったのですが、今回はそちらの食レポは省きます。
クリスマスブレッドは、その時期でしか楽しむことが出来ないパンです。シュトレンなど少しづつ食べて味の変化を楽しみながらクリスマスを心待ちにするのも素敵ですよね。