マセラティ、自動車と自転車をコラボして国内初披露
マセラティ・ジャパンは2018年4月21日~22日に東京・天王洲アイルで開催されるイベント「イタリア・アモーレ・ミオ!」において、「マセラティ レヴァンテ ネリッシモ・パッケージ」を初披露した。これと同時にイタリアの歴史と伝統ある自転車ブランドであるモンタンテ社とのコラボレーションによる「MONTANTE for MASERATI COLLECTION」と呼ばれる自転車を日本で初披露する。
今回展示するレヴァンテ ネリッシモ・パッケージの他に、同社のギブリやレヴァンテといった各モデルにも同様のパッケージは用意される。このパッケージはあらゆる部分をブラックカラーで設えたことで、「黒」の美しさとエレガンスを追求した、マセラティ・ブランドのDNAを的確に捉えたものだという。
この発表に先立って、マセラティ・ジャパン代表取締役のグイド・ジョバネッリ氏は自らこのネリッシモ・パッケージを説明。また「アジアの中でも特に重要な市場である日本のお客様に、今後も魅力あるモデルを続々とお届けしたい」とも語り、国内市場に対する意欲を見せた。
そしてこの会場で日本初披露となるのが先に記したモンタンテ社とのコラボレーションによる自転車「MONTANTE for MASERATI COLLECTION」。これは2017年に始まったプロジェクトから生まれたもので、今回全4台を展示した。
これらはマセラティのかつてのレーシングカーや名車をイメージしており、それぞれに205S(1957年)、450S(1957年)、3500GT(1957年)、ギブリ(1967年)という名車の名前が与えられるだけでなく、1台1台が異なるコンセプトで作られる。そしてこれらは、モデルごとに100台の限定コレクションとなり、その年を象徴するメタルプレートが与えられるという。
マセラティ・ジャパンはこれらの自転車についても、今後マセラティ・ディーラーで受注販売を行なっていく予定だとアナウンスしている。
最近では、自動車メーカーと自転車メーカーがコラボした限定モデルを送り出すことは珍しくないが、こうした伝統を受け継ぐスタイルで作られたモデルが販売されるのは珍しい。現時点では、今週末に天王洲で開催される「イタリア・アモーレ・ミオ!」でのみ現車が確認できる。