マステで片づく!?整理収納アドバイザーが教えるマスキングテープの活用法5選
岐阜県で整理収納アドバイザーとして活動している高桐久恵です。今では多くの方が持っている『マスキングテープ』。かつては主に建築や車などの塗装の時に塗料がはみ出して作業箇所以外を汚さないようにするために貼る養生テープの一種でした。最近では文房具として使われることが多く、かわいく印刷されたものや壁紙として貼ることができる幅の広いタイプなども販売されているようです。なんといってもマスキングテープの特徴は粘着力が弱く剥がしやすいこと。そして跡が残らないという点です。今では一家に1個はあるといっても過言ではないほど暮らしに溶け込んでいるのではないでしょうか?たくさん買ったけどイマイチ使う機会がないという方も多いと思うので、暮らしに役立つ使い方を整理収納アドバイザー目線でご紹介します!
①汚れを防止するのに大活躍!
昔から養生テープとして使われてきたマスキングテープ。だからこそ汚れを防止するのにぴったりなアイテム。キッチンのコンロの淵に貼って油が入り込むのを予防したり、絶対に汚れてしまう窓のサッシやドアのレール部分などにあらかじめ貼っておけば、汚れても剥がせば新品同様です。
一つ注意なのが水気が多いところに長い時間貼ると剥がしづらくなってしまい、最悪の場合、逆に汚れが入り込んだりカビが生えたりしてしまいます。
以前、サッシに貼ったマスキングテープを1年放置したら剥がせなくなり大変なことになったという経験があるので湿気が多い場所での使用は気を付けましょう。
2、3か月に一度貼り直すことでキレイを維持できます。
②ラベリングで定位置管理
収納が完成したらラベリングすることを推奨しています。分かっていると思っていても、視覚に訴えないと忘れてしまうのが人間。
でもテプラなどでラベルを作るのってなかなか面倒な作業ですよね。
そんな時に出番なのがマスキングテープ。
頻繁に中身が変わるものなども貼って剥がせるので、マスキングテープに油性ペンで名前を書けば問題ありません。
家族ごとにテーマカラーを決めておけば色だけで誰のものかも分かるので、色を利用するのもありですね!
③子どものものを収納したり飾ったりするのにも。
仕事柄、おもちゃ収納について色々な相談を受けます。その中でも多いのが場所を決めても子どもが戻してくれないという内容です。
できればお片づけはゲーム感覚で楽しくやった方が伝わりやすい傾向があります。
例えば車のおもちゃなら「車の帰る場所ってどこでしょう?」と聞き、車は駐車場が帰る場所だよと教えてあげながらマスキングテープで即席の駐車場をつくるだけでOK。
貼ってはがせるから台数が増えても付け足しができるのが気軽でいいですね。
現在は色々な柄や幅の商品が出ているので、このように壁に貼るだけでまるで額縁のように使うことも出来ます。
お子さんの写真をフォトフレームのようにマスキングテープで飾っても可愛いですね!
④タグとして使う
よくある配線問題もマスキングテープで解決しちゃいましょう!
このように何のコードか書いてあると探すのも楽々です。
他にも我が家では手帳やノートに見出しとしてマスキングテープを使っています。
⑤取っ手としての使うという方法も!
脚立がないと取れない吊戸棚などのスペースでは収納ケースの底から長めに貼ると取っ手にすることも。
重いものは厳禁ですが、軽めのものなら脚立なしで欲しいものが取っ手を引っ張るだけで取ることができます。この方法は私の中で一番のおすすめです。
今回はマスキングテープの5つの活用法をご紹介しました。
様々な工夫次第で自由自在に使えるマスキングテープ。整理収納においても欠かせない存在になっています。ぜひ皆さんの暮らしの中で便利な使い方をしてみて下さいね!
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。