24日(金)は寒波到来 宮城県の平地で初雪か?
きょう23日(木)は全国的に小春日和と言える暖かさになり、宮城県においても日中は20度近くまで気温が上がりました。
ところがあす24日(金)は一転、季節が冬へと突き進んでいきそうです。
「春型」から「冬型」で寒波到来
きょうの日本付近は「春型」とも言える気圧配置になっていました。本州の南に高気圧、北に低気圧がある「南高北低」というパターンで、春にしばしば見られる気圧配置です。こうなると南の高気圧から北の低気圧に向かって暖かい空気が送り込まれるため気温が上がります。
ところがあすは低気圧や前線が東へ進み西高東低の「冬型」になります。今度は大陸の高気圧から冷たい北西風が吹きつけ、きょうとは反対に寒気が流れ込んできます。
あす夜は東北地方に、平地でも何か降れば雪になる強さの寒気が押し寄せ、午後は標高の高い所から次第に雪へと変わっていく見込みです。また強い風によって、宮城県の平地にも一時的に雪雲が流れ込んでくる見込みです。平地においては今シーズン初めての雪となる所もあるでしょう。
(ちなみに仙台における初雪の平年日は11月26日です)
宮城県の西部山沿いではあさって25日(土)の朝にかけて積雪のおそれがあります。また平野部においても、仮に積もらなかったとしても路面が凍結する可能性はあります。
寒波は「波」と書く通り、寄せては返すものです。今回の寒波は26日(日)にはもう抜けていく見込みで影響は一時的ではありますが、国土交通省が20日に行った調査によると宮城県内では46.1%の車がまだノーマルタイヤとのことです。
タイヤ交換がまだの方も、また既に交換をした方も車を運転する際は十分ご注意ください。