【名古屋市&周辺】名古屋の成り立ちと産業史を物語る。散策するのが面白いノスタルジックな「町並み」3選
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どちらかといえば工業地帯や住宅街が多く、観光のイメージそれほどが強いとは言いがたい愛知県ですが、実は名古屋市と周辺には穴場な名所がいくつか点在しています。
その筆頭格と言えるのが「古い町並み」。名古屋城の城下町や、伝統工芸で一世を風靡した町、愛知の伝統的な繊維業で栄えた町など色濃い文化景観が残ります。歴史風情に浸る日帰りトリップに出かけてみてはいかがでしょうか?
四間道の町並み(西区)
名古屋城下町の景観を今に残している「四間道(しけみち)の町並み」。江戸時代前期に行われた清須越しに伴って形成されました。「四間道」の名は、江戸中期の大火の後、防火の目的や商業活動の円滑化のために道幅を4間(約7m)に広げたことに由来しています。
現在は蔵を改装したレストランなどが軒を連ね、近くには円頓寺商店街もある、知る人ぞ知る名古屋のグルメストリートです。
そんな四間道の見所は、数軒の家屋に見られる「屋根神様(やねがみさま)」。名古屋独自の信仰風習なのですが、研究成果によれば、名古屋にある屋根神様のうち、約半数が四間道周辺の西区に残っていると判明しています。
祀られる対象は、津島神社(疫病除け)や秋葉神社(火難除け)、熱田神宮など様々。多くの街道が交わっている、文化の結節点である名古屋らしい景観を見せてくれます。
<四間道の町並み>
住所:愛知県名古屋市西区那古野1丁目
アクセス:名古屋駅から徒歩約20分
有松の町並み(緑区)
旧東海道の情緒を今に残す「有松の町並み」。池鯉鮒宿(ちりゅうのしゅく)と鳴海宿(なるみしゅく)の間に設けられ、間の町(宿場町の間にある町のこと)として栄えました。
江戸時代には尾張藩の庇護下のもと、有松絞(ありまつしぼり)という伝統工芸が興(おこ)り、大きな商家が軒を連ねるように。かつて東海道有数のお土産として一世を風靡し、歌川広重の東海道五十三次にもその様子が描かれています。
有松の魅力は、江戸時代の町並み景観が今なお受け継がれているということ。一度、天明の大火(1784年)で町が焼失してしまいますが、それによって、なまこ壁や瓦を使用するなど、防火対策を施した建物からなる現在の景観ができ上がりました。
今では、有松絞りの商家の数軒が有形文化財に認定され、その歴史的・伝統的価値が再認識され、2019年5月には日本遺産に登録されています。
<有松の町並み>
住所:愛知県名古屋市緑区有松809
アクセス:名鉄名古屋本線・有松駅からすぐ
知多岡田の町並み(名古屋市周辺)
有松より時代としては後ろになりますが、知多市にある「岡田」も繊維業で栄えた町。かつて農家の副業として行われていた木綿栽培が、近代以降になると本格的に「知多木綿」産業として独立し、やがて「日本の三大絹織物生産地」と呼ばれるまでの生産量を誇るようになりました。
ノスタルジックな町並みはしっかり残っていて、当時の繁栄が偲ばれます。かつて知多木綿の問屋として栄えた大邸宅を中心として、石垣や黒壁、塀や坂道など、高さを活かした起伏のある景観が特徴的です。
また現在は、その町並みの知名度を上げて、後世へ残していこうと、古民家レストランや知多産クラフトビール造りで町興しも活発化。
素朴な心癒される風景の中に、地元想いでアクティブな現地の人のふつふつとしたエネルギーを感じられることも魅力の一つと言えるでしょう!
<知多岡田の町並みの基本情報>
住所:愛知県知多市岡田
アクセス:名古屋から車で40分、名鉄常滑線「朝倉駅」からバス(岡田線)に乗りバス停・岡田で下車
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