緊急事態宣言やまん延防止措置の影響で、地域によっては外でお酒を楽しみにくくなった今年のゴールデンウィーク。こんなときこそステイホームとして自宅でおつまみを作って、ゆっくりお酒を楽しんでみませんか。

今回は、居酒屋気分を味わえるマンガのなかのおつまみレシピを3つご紹介します。どれもそれほど手間がかからないので、料理初心者の方もマンガを片手にぜひ挑戦してみてください。

（※20歳未満の飲酒は禁じられています）

今回ご紹介するのはこの3作品のマンガ飯です。

つまみもシメもこれ一品。アサリとキャベツの酒蒸し（『深夜食堂』安倍夜郎）

営業時間は深夜0時から朝7時まで。店内に貼りだされたメニューは豚汁定食、ビール、鮭、焼酎のみで、それ以外はマスターが「できるもんなら作るよ」というスタンス。ドラマ化・映画化もされた人気マンガ『深夜食堂』は、そんなお店が舞台です。

この季節におすすめなのが、14巻に登場するアサリとキャベツの酒蒸し。どちらも春の食材なので、旬を楽しむのにぴったりです。

レシピ：

1. アサリは砂抜きしてよく洗っておく。キャベツはざく切り、アンチョビとにんにくはみじん切りにする。
2. フライパンにサラダ油を入れ、にんにくを入れて弱火にかける。香りが立ったらアンチョビを入れる。
3. アサリを入れ、さっと炒めてから日本酒を加え、フタをしてアサリが開くのを待つ。
4. キャベツを加え、再度フタをして軽く火を通して完成。

隠し味のアンチョビがきいていて、日本酒がすすんでしまいそう。

マンガでは登場人物が酒蒸しを汁ごとご飯にかけて食べるシーンがあるのですが、これもぜひ真似していただきたい食べ方です。旨みがしみ込んで、アサリのスープご飯のようで絶品！

おつまみとしてだけでなく、ご飯にかければシメにもなる一石二鳥な一皿です。

たっぷりのウニが贅沢。ウニクレソン（『ワカコ酒』新久千映）

せっかくの連休なのでゴージャスにいきたい！という方には、こんな洋風のおつまみはいかがでしょう。

主人公のOL・ワカコが女ひとりで飲み歩くグルメマンガ『ワカコ酒』4巻に登場する、ウニクレソン。その名のとおり、たっぷりのウニとクレソンをバターで炒め、バゲットとレモンを添えていただきます。

近年は広島名物にもなっていて、作中では鉄板焼きのお店のメニューとして登場。自宅でもフライパンを使えば再現できちゃいます。

レシピ：（↑の動画でもご覧いただけます）

1. バゲットをスライスし、バターを熱したフライパンで両面を軽く焼いておく
2. フライパンにバターを入れて再度熱し、ざく切りしたクレソンを加えて炒める
3. クレソンがしんなりしたらウニを加え、しょうゆをひと回ししてさっと炒める
4. 皿に盛りつけ、焼いたバゲットとスライスしたレモンをトッピングする

ひとパック丸ごと使ったウニとバターの贅沢な香り、シャキシャキしたクレソンの苦み。いつか本場で食べてみたいなあと思える美味しさ。

マンガではワカコさんがビールと一緒に楽しんでいましたが、白ワインも合うはず！

包丁を使わない即席つまみ3品（『ブルーピリオド』山口つばさ）

最後にグルメマンガではない作品から、自宅飲みにぴったりなおつまみ3品をご紹介。2020年のマンガ大賞を受賞した、美大受験マンガ『ブルーピリオド』（10月のアニメ放送が楽しみです）。

主人公たちが学祭の準備に向けて奮闘するなか、仲間のひとりが自宅で振る舞ったのが、3つの即席おつまみ。

どれも安価な食材で、包丁を使わずに出来る手軽なところも魅力。学生時代にいた料理が得意な子って、こういう感じだったなあ、となんだか懐かしくなる青春の味でもあります。

レシピ：（↑の動画でもご覧いただけます）

＜鯖缶としめじのアヒージョ＞
耐熱皿に薄切りしたニンニク、ほぐしたしめじ、鯖の水煮缶、お好みでオリーブオイルを入れてラップをし、レンジに5分かける。

＜キャベツサラダ＞
キャベツは手で食べやすくちぎり、ボウルに入れて鶏ガラスープの素とごま油とあえる。

＜ネギと油揚げ炒め＞
ネギと油揚げはキッチンはさみでカットし、ごま油を熱したフライパンで炒める。ネギがしんなりしたら味の素とめんつゆ、黒コショウで味つけ。

まとめ

ゴールデンウィークにおすすめの、マンガに登場する簡単おつまみ3つをご紹介しました。

自宅飲みもいいけれど、やっぱり外のお店で飲む楽しさは格別ですよね。コロナが収束して、居酒屋でわいわい楽しめる日が早くかえってくるといいなあと願っています。