グリルは「魚の尾を手前に置いて下さい!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「焼き魚」は好きですか?
今時期だと、「サンマ」が旬を迎えており、その脂が乗った身を焼くと、じゅわっと旨味が口いっぱいに広がりますね。
そして、お家で魚を焼く際に大活躍するのが「グリル」です。手軽に香ばしく焼くことができるグリルは我々の食卓に欠かせない存在です。そんな便利なグリルですが、よくこんな質問を頂きます。
『いつも、尾が焦げてしまう…』と。
実はこれ、多くの方が経験する悩みなのです。魚の切り身ならこんな事は起きないのですが、サンマなど1尾まるごと焼く場合、どうしても尾の部分が先に焦げやすくなってしまいます。
こんな場合、一体どうしたら良いのでしょうか?
今回の目次
- 尾が焦げやすい原因とは?
- 焼き網に魚が付かないための対策法
- まとめ
尾が焦げやすい原因とは?
そもそもなぜ、尾の部分だけが先に焦げてしまうのでしょうか?
その原因の1つに…「グリルの火力」があります。
一般的な家庭用グリルは、手前側のほうが火力が弱く、奥に行くほど火力が強くなる傾向があります。
そのため、魚を焼く際、「尾を奥に、頭を手前にして」配置してしまうと、尾の部分が強い火に当たって先に焦げてしまうことがあります。
正しい焼き方は、「尾を手前にして、頭は奥に配置する」ことです。
これで、いつもよりきれいに焼き上がります。今まで尾を奥に配置していた方は、ぜひ試してみてください!
実はこの情報、「北海道北ガス」の公式サイト「ためしてビックリ!焼き魚大成功の法則」にも詳しく解説されています。焼き魚をより美味しく仕上げるコツがたくさん紹介されているので、ぜひ一度チェックしてみてください!
焼き網に魚が付かないための対策法
自分の読者には、焼き魚を最高の状態で食べていただきたいので、もう一つ、焼く際のコツをお教えします!
「尾が焦げる」と同じくらい厄介なのが、「焼き網に魚がくっついてしまう」という問題です。『焼けたぞ〜!』と思って、いざ魚を取り出そうとしたら、網に皮がべったりくっついてしまい、せっかくの焼き魚がボロボロに…なんて経験、ありませんか?これ、本当にがっかりしますよね。
そんなときは、キッチンペーパーに「油」を軽く染み込ませて、魚を置く前に焼き網全体に薄く塗ってみてください。
このひと手間で、焼き網に魚がくっつくのを防ぎ、取り出すときもスムーズになります。ぜひ、試してみてください!
まとめ
- 家庭用グリルは、手前側のほうが火力が弱く、奥に行くほど火力が強くなる傾向がある
- 魚を焼くときは、「尾を手前、頭を奥」に配置することで尾が焦げるのを防ぐ。
- 焼き網には、魚を置く前に油を塗ると、皮が網にくっつきにくくなります。