通勤で通る道路にいつの間にかできていた『柚野直売所』の看板！毎日通る度に気になっていたので、今日は『柚野直売所』を目的に出かけてみました。

看板が示す方向に曲がり、途中に十字路がありますが曲がらずひたすらまっすぐに進みます。

田園風景の中に見える大きな富士山。つい足を止めてシャッターを切りました。

道なりに進むと、左側に紺色の建物が１つ、ぽつんと建っています。『焼きそば』と書かれたオレンジ色ののぼりが出ていたので、ここに間違いないとすぐに分かりました。

駐車場に入ってすぐ、「あれ？年末と様子が違う…」と感じました。
実は初めて来たわけではなく、年末に一度訪れて見たのですが、ちょうど定休日だったんです。年末に来た時には吹きさらしだったお店の外側でしたが、年末年始で囲いができて、寒い日も雨の日もさらに利用しやすくリフォームされたそうです。

話しやすく気さくなおばちゃんの人柄に、人見知りの私ですが話が弾みます。
お店の中には野菜（青物はもう完売していました！）や、おばちゃん特製の漬物、懐かしい見た目の干芋やかわいい布小物などいろいろなものが販売されています。そしてどれもこれも安い！

取材をお願いすると、おばちゃんが「うちの焼きそばはうまいよ！」と話してくれたのでランチを済ませたばかりでしたが、おばちゃん自慢の焼きそばを頂くことにしました。

イカ入り、肉入りもありますが、「普通の焼きそばで充分おいしい！」とすすめてくれたので、普通の『焼きそば』を注文しました。価格は400円と驚きの安さです！

焼き方や火加減にもこだわった焼きそばは、もっちもち触感で、多めの野菜と肉かすの旨みが生きていて本当においしいです。おばちゃんが自慢するのが分かります。

5分足らずで焼きそばができあがりました。
この写真、下の辺りが少し開いていますよね。これは寄ってしまったわけではなく、お箸を置くスペースとして故意に開けているんです。何気なく細かなところまで考えているおばちゃんはすごい！

焼きそば１つにしても焼き方や火加減でこんなに味が変わるものなんだと、目からうろこでした。
淹れてくれたお茶も一味違います。そのわけは天然の井戸水を使用しているからなんだそう。

おばちゃんと話がしたくて、鉄板前のカウンター席に座りましたが、奥にはワンちゃん連れもOKなイートインスペースもありました。もちろん猫ちゃん連れもOKです。

私と話している間にも、常連さんがひっきりなしです。
「もちろん焼き立てをこの場で頂くのが一番おいしいけど、持ち帰りにしても麺のコシがしっかりしていて、美味しく食べられるのよ」とテイクアウトされた方が教えてくれました。

おばちゃんの人柄と美味しい焼きそばのせいか、『柚野直売所』は訪れたみんなが仲良く話せる空間になっていて、新参者の私も楽しいひとときを過ごさせてもらいました。

次は愛猫を連れて行く約束をして、後ろ髪を引かれる思いでお店を出ると、駐車場から見事な富士山が見えました。