EXILEが参議院候補者応援、NHK番組中止 公平性に配慮
ネット選挙の弊害勃発!
今までは、芸能人が候補者を応援しても、それをネット上に掲げることができなかったので、このような「政治的公平性」に関する配慮はおきなかった。
かつて、ワハハ本舗の久本雅美さんや柴田理恵さんらが創価学会系の公明党の応援していても、テレビには出演し続けていたと記憶している。
芸能人や著名人を親族に持つ立候補者が応援してもらうことは、法的には問題ないが、メディア露出的には芸能人はアウトに近いということだ。むしろ、親族が選挙に立候補しただけで公平性を鑑みて、芸能活動ができなくなるということの方が大問題だろう。
もしも、桐島ローランドさんが、江角マキコさんと離婚していなければ、「ショムニ2013」は放送延期になっただろうか?
谷亮子さんが立候補した時に、巨人の谷佳知選手は出場延期になっただろうか?
野村沙知代さんが立候補した時に、野村克也監督はヤクルトの試合を監督しなかっただろうか?
ネット選挙以前であれば、たとえ芸能人が応援していたとしても、報道側も公正性を保つために報道しなかった。
しかし、ネット選挙解禁となることで、芸能人の応援がネット上で注目を集めるようになる。
公平性を盾に、芸能人や著名人が選挙運動すると、選挙期間中は仕事から干されるという現象が成り立ってしまった。
しかし、これは、選挙運動が禁止される者以外への圧力とも考えることができる。選挙運動が禁止されている人者は、
1. 選挙事務の関係者
2. 特定公務員
3. 未成年者
4. 選挙犯罪又は政治資金規正法違反犯したため、選挙権及び被選挙権を持たない人
である。
芸能人、著名人は上記に当てはまらない。よって、選挙運動は可能なはずである。
法的に可能な選挙運動可能な芸能人・著名人を公平性を考慮して、メディアから干すのは、公職選挙法違反、もしくは、マスメディアの人権蹂躙、人権侵害にあたるのかもしれない。
【追記】問題となった候補者のページと写真
http://itoyosuke.jp/blog/2013/07/08/dance_is_language/
また、同候補のページにはEXILEのリーダーであるHIRO氏も登場している。
http://itoyosuke.jp/blog/2013/06/24/meet_exile_hiro/
こちらは、公示日前であるが、NHKの判断でいうとEXILEのメンバーすべてが番組に出演できない可能性もでてくる。