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「良い母親でなければならない…」 自分を責めがちなママたちへ

まりあママうつを克服した保育士ママ

「子どもの姿=自分の価値」と感じる日本のお母さんたち

子育てをしていて、こんなことはありませんか?

・子どもが友達やきょうだいに優しくできない、よく怒る

・上の子の赤ちゃん返りが長引いている

・子どもの癇癪がつづいている 

・他の子と比べて、子どもの発育が遅い etc

こういったとき、「この子がこうなってしまったのは自分の育て方のせいだ」「もっと自分がこうしていれば、こんなふうにはならなかったのに…」と、自分の子育てを責めてしまうことはありませんか?過去の私はすべて当てはまっていて、楽しく子育てをしたいはずなのに苦しい思いをする瞬間が多くありました。

過去の私を含め、現代のお母さんがこういった思考になる理由の一つに、「子どもの姿=自分の子育ての評価=自分の価値」という思い込みがあります。

特に、「良い母親でいなくちゃいけない」という強い期待を自分に抱くことで、子どもの行動や成長が思い通りにいかないと、「自分はダメな母親だ」と感じてしまうことが少なくありません。

この悩みに多くのお母さんが至るのにも、いくつかの社会的・文化的な要因があります。

なぜ母親は子どもの姿を自分の評価と結びつけてしまうのか?

①社会からのプレッシャー

社会的には「良い母親像」が強く求められることが多く、子どもに何かあると親が批判されやすいのが現実です。問題や原因が明らかになるのは良いのですが、無意識のうちに母親は「子育ての成功=自分の価値」と感じやすいという面があります。母親自身の心に大きな負担をかけ、子どもの成長や行動に対する過剰な責任感を生んでしまいます。

②自己犠牲の文化

日本の文化には、母親が自分を犠牲にして子どもを最優先にする美徳があります。そのため、子どもがうまくいかなり壁にぶつかると、「自分の努力が足りなかったからだ」「子育てを間違えたのかもしれない」「自分の愛情不足かもしれない」と自己批判する傾向が強いのです。

③愛情と評価の混同

母親の子どもへの愛情は無条件のものです。しかし時に「子どもが良い結果を出すことで自分も認められたい」という自分への評価をも求める気持ちが混じり、子どもの成長を自分の評価に結びつけてしまうことがあります。

お母さんたちがもつべき新しい考え

◎子どもの姿は「評価」ではなく「個性」

子どもは大人と同じように、それぞれ異なる個性を持っています。そのため、子どもの成長や行動が母親の「成功」や「失敗」の指標ではないのです。子ども一人ひとりの成長のペースを尊重し、評価とはしっかりと切り離して考えることが大切です。

◎自己価値は母親だけの役割に限られない

私たちは、母親である前に一人の女性。母親というのは役割の一つで、多くの女性にはそれぞれの素晴らしい価値や魅力がすでにあるのです。子育てだけが自分の存在価値を決めるものではなく、自分の他の部分にも注目することが、自己肯定感を取り戻す助けになります。

◎他者のサポートを得る

同じような悩みを持つ母親同士で話し合うことで、共感や支えを感じることができます。また、専門家に相談することで、新たな視点を得て、問題解決のヒントが見つかることもあります。

十分頑張っている自分を、もう責めるのはやめよう

1番大切なのは、「子どもがどうであれ、自分にはすでに価値がある」と認める視点を持つことです。自分を責めるのではなく、母親としてできる限りのことをしている自分を認めることが、子育てをもっと楽に、そして穏やかな毎日を過ごす鍵となります。

うつを克服した保育士ママ

元保育士/8.5.1才の母/子育て苦手、夫婦不仲、毒親育ちを克服/元保育士としての知識や3児の子育ての経験から、親子まるごと幸せになる考えや関わり方を投稿していきます♪家族に怒ってばかりのママの心が、少しでも軽くなりますように*

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