坂戸市内を流れる飯盛川と、川島町と坂戸市の間を流れる越辺川の合流地点には、毎年11月〜3月頃まで、コハクチョウが飛来します。今年もこの時期が来たな〜と、季節を感じることのできる冬の来訪者を、2022年も目にすることができるようになりました。

コハクチョウは越辺川の付近を寝ぐらとしていますが、朝7〜8時頃にエサ場へと飛び立ち、日中はエサ場で過ごしたあと、夕方16〜17時頃になるとまた越辺川に帰ることが多いそうです。エサ場でトラブルがあったり、危険を感じると引き返すこともあるのだとか。

12月中旬のある日、エサ場の一つ、坂戸市小沼の田んぼでは、今年もコハクチョウの姿を見かけることができました。他の野鳥よりも体が大きくて真っ白な姿は、遠くからでもよく目立つのですぐに気がつくことができます。

その時その時によってエサ場が異なるようなのですが、筆者が見掛けたのは、圏央道坂戸インターチェンジと越辺川の間の田んぼでした。以前、長年コハクチョウを見守り続けて来られた方にお話を伺ったことがあるのですが、エサ場は越辺川から半径1〜2kmなのだそうです。

驚かせないよう、筆者は遠くからそっと見学しただけだったのですが、きれいなコハクチョウの姿に、思わずうっとりしてしまいました。手持ちのスマホのカメラではこれがやっとでしたが、肉眼でもかわいらしい姿を見ることができます。

川島町白鳥飛来地には無料駐車場がありますので、越辺川での見学の際はそちらをご利用ください。

コハクチョウは自然の生き物のため、見学の際はフラッシュでの撮影やドローンの使用など驚かせてしまうことのないようご配慮の上、遠くから優しく見守るようそっとご覧ください。旅立ちに影響が出るとのことで、エサやりも行わないようお願い致します。

【スポット情報】

コハクチョウのエサ場

住所：埼玉県坂戸市小沼地内

※詳細は川島町の白鳥に関する情報をご覧ください