【京都市右京区】御室桜で知られる花の名所にして世界遺産 3月からは花まつりが始まります
仁和寺は888年に創建された寺院で、真言宗御室派の総本山です。
境内には五重塔や二王門など江戸時代に建立された建造物が並び、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。
仁和寺へ行くには車で行くか、バスで行くのも便利なんですが、最寄駅である御室仁和寺駅がとても風情があっていい駅なので、嵐電に揺られて行くのもおすすめ。駅からは200メートルほどの距離で、駅前から山門である二王門が見えます。
二王門は「京都3大門」のひとつ(他は知恩院の三門、南禅寺の三門)。
仁和寺の桜は「御室桜」と呼ばれ、桜の名所として知られます。御室桜は江戸時代から名高く、現在では国の名勝に指定され、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
開花時期になるとこのあたりに花が咲き誇り、とても綺麗です。しかし来るのが早すぎたようですな。
もちろん、仁和寺には春の桜と秋の紅葉のシーズンでなくても、国宝や重要文化財、庭園があり、見どころがたくさんあります。
この先、仁和寺の裏にある成就山の山道には小さなお堂(札所)が点在しています。
この「御室八十八ヶ所霊場」は四国八十八箇所霊場を小規模に再現した巡礼地で、お堂には実際の札所の寺院と同じ本尊と弘法大師がまつられています。
これをすべて巡れば四国八十八ヶ所霊場巡礼と同じご利益を得ることができるとされ、「一日遍路」ともいわれます。
この日は雨だったので断念しましたが、3キロほどの距離で、だいたい2〜3時間ぐらいで巡れ、ハイキングコースとしてもおすすめです。
御室の桜は開花時期が遅く、4月下旬に満開になります。また、おなじ時期にツツジも見頃を迎えます。それに合わせた「御室花まつり」が3月23日(日)から5月6日(月・祝)に開催されます。
仁和寺
住所/京都市右京区御室大内33
電話/075-461-1155
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