七五三台風と七五三寒波
台風25号は七五三に小笠原近海へ?
きょう午後3時、日本のはるか南東の海上で台風25号が発生しました。
今後は発達しながら西寄りに進み、15日の金曜日、七五三の頃には強い勢力で小笠原諸島の南東海上に到達する見込みです。ただこの頃から北東へ転向し、本州付近には近付かずに日本の東海上へ遠ざかる予想です。
小笠原諸島は海上を中心に影響を受けるおそれがありますので、念のため、今後の動きに注意が必要です。
台風26号も発生?11月に4個発生は12年ぶり
またタイトル画像にもある通り、フィリピンのすぐ東海上に別の熱帯低気圧が発生しており、気象庁の発表では、あすまでに台風へ発達する見込みです。台風となれば26号です。
もし予想通りに台風26号が発生すると、今月は3日発生の23号、5日発生の24号、12日(きょう)発生の25号に次いで、4個目の発生となりますが、11月に4個以上の台風が発生すれば、2007年以来12年ぶりのこととなります。
ちなみに11月の発生数が過去最も多いのは1991年と1964年の6個ですが、今月はまだ半分も終わっていないため、まだ発生数が増える可能性があります。
日本付近には七五三寒波が襲来へ
上図上空の気温予想をご覧ください。
あす水曜日いっぱいは、気温が平年より高いことを示す赤色で覆われていますが、木曜日から金曜日にかけては一転し、北から南まで平年より低いことを示す青一色となっています。
まさに七五三に合わせるように大陸からやってくる七五三寒波と言えるでしょう。
木曜日午後9時の札幌上空1500メートル付近の気温は-14.0℃の予想で、平年より10℃近くも低く、まさに真冬並みで、11月中旬としてはかなり強い寒気の襲来と言えます。
この寒気の影響で、北海道は金曜日の七五三を中心に吹雪や大雪のおそれがあり、東北でも一斉に初雪となるでしょう。
また北陸地方の平地でも初雪となる所があるかもしれません。
関東以西でも木曜日から金曜日にかけて一気に気温がダウンし、晴れても寒い七五三となりそうです。
気象庁からきょう夕方に暴風雪と高波に関する全般情報が出されました。
特に北日本は暴風や高波、猛吹雪などによる交通障害に警戒が必要です。