【秋田県横手市】昭和の空間で愛され続けるご当地グルメ!横手やきそば四天王の店『藤春食堂』とは?
昭和20年創業!毎日多くのお客さんで賑わう「横手やきそばの名店」へGO!
特製の焼きそばに、歴史と風情と目玉焼きを乗せて。
全国に名を轟かせている秋田のご当地グルメ・横手やきそば。このメディアでも今までたくさんの名店を取り上げてきたが「横手やきそばといえばココ!」という方も多いのではないだろうか。そう、横手市大屋新町にある老舗『藤春食堂』だ。
風情あるローカル食堂の横に仁王立ちする「四天王」の幟。2022年まで行われていた「横手やきそば四天王決定戦」において、『藤春食堂』は12年連続で四天王の座に君臨。店の入口にも、その功績を称える文字がズラリと並んでいる。
私が訪れたのは平日のやや遅い時間だったが、店内は大盛況。ザ・昭和の味わい深い空間で、多くのお客さんが噂のご当地グルメを楽しんでいた。気になるメニューは、横手やきそば一本勝負。壁に掲げられた難易度高めの品書きからも、名店の貫禄と心意気がヒシヒシと伝わってくる。
品書き
- 並焼きそば:400円
- 肉入り焼きそば:450円
- 肉玉焼きそば:500円
- 肉玉中焼きそば:550円
- 肉玉ダブル焼きそば:650円
- 特製焼きそば:700円
改めて品書きをチェックしていこう。肉玉焼きそばは挽肉と目玉焼きが加わり、中と書かれているものは麺が1.5玉、ダブルは2玉とのこと。
そんな中、私がチョイスしたのは特製焼きそば。コレは麺2玉のボリュームに、挽肉や目玉焼き、そして大きな豚の焼肉が鎮座する。まさに『藤春食堂』の魅力を食らいつくす豪華版だ。
語り継がれるご当地グルメ!『藤春食堂』の特製焼きそばに舌鼓!
さあ、注目の特製焼きそばが登場だ。オリジナルソースをまとった麺の上に待機するプルップルの目玉焼きと、どデカい豚肉が食欲をそそる。隅に添えられた福神漬けも「横手やきそば」には欠かせない。
ああ、コレはウマいわ。水分多めの麺はふっくらモチモチで、魚介系の出汁が加わった甘めのソースとの相性も抜群。麺に隠れているひき肉や細かく刻んだキャベツも良い仕事をしている。
隙を見て半熟の目玉焼きを崩せば、黄身がトロリと麺に絡んでいく。コレだ。コレが横手やきそばだ。ひとり興奮しながら麺を啜り、その勢いで隣の豚肉も頬張る。後半は卓上にあるソースを麺に追加して、濃厚さをマシマシ。特製焼きそばは麺2玉とボリューミーだが、最後まで飽きずに楽しめた。
創業から約80年の歴史を持つ『藤春食堂』。焼きそばの味もさることながら、店を営む女将さんや息子さんが親切で、店内の温かい雰囲気も素晴らしい。若い方から高齢の方まで、幅広い年齢の方が訪れていたのも印象的だ。
語り継がれる、ご当地グルメの味。特製の焼きそばに歴史と風情と目玉焼きを乗せて、昭和の食堂は令和の時代も愛され続ける。
【店舗情報】
藤春食堂
住所:秋田県横手市大屋新町堂ノ前22-3
営業時間:11時30分~14時
電話番号:0182-33-5687
定休日:不定休