常磐線大甕駅の東口から徒歩1分の場所に佇む小さなコーヒー店『CAMEO COFFEE COMPANY（キャミオコーヒーカンパニー）』。

CAMEO COFFEE COMPANYは、白いビルの一階に店を構えており、車も3台分無料で駐車できます。

CAMEOさんの区画には、黒のカラーコーン（CAMEOの名入り）が置いてありますので、その区画以外には駐車しないようにしましょう。

店内は、カウンター席が2席、2人掛けのテーブル席が3席あります。

店舗の入口横には、オーナーの直井さんがセレクトしたおすすめのコーヒー豆が6～7種類販売しています。豆が挽かれると店内はたちまちコーヒーの良い香りに包まれます。

豆の横にはコーヒーの粉が詰められた瓶がありますので、香り比べなども楽しみながら豆を選ぶことができます。写真の中国・雲南省のコーヒー豆は、ピーチのような香りがしますよ。

CAMEO COFFEEさんは、電車の時刻まで温かいコーヒーを飲みながらひと息ついたり、帰り際に週末のコーヒー豆を買って帰ったり、休日にお散歩がてら訪れたりと日常の様々なシーンでふらっと立ち寄りたいそんなコーヒーショップです。

CAMEO COFFEE COMPANYのおすすめメニュー

●カフェラテ　600円（税込）

可愛らしいラテアートが施されたカフェラテです。コーヒーが苦手な方でもエスプレッソの深い苦みをミルクの優しい甘みで飲みやすい一杯です。疲れたとき一息いれるのにおすすめしたいコーヒーです。

カフェラテのミルクは60度くらいが適温とのことで、毎回容器に手を当て温度を確かめながらラテアートを描きます。

直井さんのラテアートは手際が良くてとても綺麗です。私がカメラの扱いに慣れていないのもありますが、連写でもおさめることができない瞬間があるほど、あっという間の手さばきでした。

●自家製イタリアンプリン　480円（税込）※セット価格430円（税込）

ほっと一息つきたいときは、美味しいコーヒーと甘い物を食べたくなりますよね。そんなときにおすすめしたいのは、昔ながらの素朴な味で少し硬めのプリンです。甘いプリンにカラメルソースのほろ苦さがコーヒーと良く合います。

●エチオピア豆100ｇ　1,000円（税込）

今回自宅用に購入したエチオピアの浅煎りコーヒーです。店頭で香り比べをしているとき、ふわりと香る馴染みのある香りが気に入り購入しました。味はすっきりと飲みやすく、ストレートでもミルクを入れてもどちらでも美味しく飲めますよ。ドリップしたときに部屋中に漂うコーヒーの香りは、忙しい日々を忘れる贅沢なひとときです。

店頭にも置いてありましたが、豆の購入時にCAMEOの基本抽出レシピが書かれたカードを入れてくれますので、基本の味を楽しみつつ、もう少し好みの味にしたいときは、カードの下部に記載してある、濃さの調整や苦みや酸味を抑える方法を試してみるのもおすすめです。

CAMEO COFFEE COMPANYメニュー表

おすすめ商品で紹介したカフェラテ以外にも、カフェモカやラベンダーラテ、ロンドンフォグなど紅茶もあります。お子様向けのオレンジジュースやホットチョコレートなどもありますので、お子様と一緒でも楽しめます。

食べ物では、Rosenburgさんの（@rosenburg_ibaraki）ドイツパンのホットドッグもありますので、小腹が空いた方にはこのホットドッグもおすすめです。

CAMEO COFFEE COMPANYのこだわり

CAMEO COFFEE COMPANYさんのこだわりは、店頭からも見える直火式の焙煎機で焙煎をしています。焙煎機は小型な物のため出来上がる量は少量ですが、その分新鮮な物を提供できるとのこと。毎日の天気や気温、乾燥、ガス圧や排気などその日最適な環境に調整をした上で焙煎をしています。

豆は、高品質で味に特性のある生豆を使用したスペシャリティコーヒーを取り扱っています。また、高品質な豆の品質を落とさないよう生産から流通まで徹底管理され、現地調達から廃棄の段階まで追跡できる安心安全な豆を使用・販売しています。

CAMEOのコーヒーは、スペシャリティコーヒーを取り扱うことはもちろんですが、現地の人々の努力が豆に表れているものや、お客さんにとって新感覚なものを取り扱うようにしています。

そうしたコーヒーとの出会いによって会話が生まれたり、新しい味に感動したり、自分を癒したりと、コーヒーを取り巻く体験はカルチャーだと思っていると店長の直井さんは話してくれました。

CAMEO COFFEE COMPANYの魅力

CAMEO COFFEE COMPANYのオーナーである直井さんは、もともと小学校の教師として3年間勤務したあと、海外青年協力隊に参加し、アフリカ、ウガンダ共和国で2年活動しました。帰国後は、輸入食品の商社にい勤務し、店長として直営店の運営をしながら店舗内でバリスタスタッフの研修も任されていたそうです。

各地で精力的に活動していた直井さんでしたが、31歳のときに自分のキャリア、これからの生き方を考えるようになりました。それまでの直井さんは自分はどこでも生きていけると思っていたそうですが、これから定住するなら家族やコミュニティーのある場所がいいと思うようになったそうです。

そんなときにCAMEO COFFEE COMPANYの共同出資者である、マイケルさんから現在の店舗が空いていることを知らされ、想いを共にした2人は2018年3月にCAMEO COFFEE COMPANYをオープンしました。

ホームページには『「地域や関わる全ての人々を大切に、愛と元気をお届けするカフェ」をモットーに、日々、美味しいコーヒーを求めながら焙煎から抽出まで行っている。』と書かれており、まさに愛溢れる直井さんの想いがギュッと詰まったお店であることが分かります。

CAMEO COFFEE COMPANYの“CAMEO”には、直井さんの大切な居場所である“大みか”を逆さ読みにした言葉。また、ドラマや映画で名俳優が友情出演する『カメオ出演』ともかけています。直井さんは「私達のコーヒーを通したサービスが、地域の方々の生活に一瞬でも登場し、欠かせない存在、名脇役となりたい。」と店舗名に込められた想いを教えてくれました。

地域を想い、人々を想うCAMEO COFFEE COMPANYですが、コーヒーの味も日立市の優れた産品として認められ “ひたちいいとこドリップコーヒー”は日立市地域ブランド推進協議会の認定品に認定されています。パッケージも日立市出身のイラストレーターの方がデザインしているそうですよ。

CAMEO COFFEE COMPANYのコーヒーは贈答品としても人気で、オリジナルのドリップパックを作ることも可能です。結婚式の引き出物や内祝いなどにもおすすめです。

ひたちいいとこドリップコーヒーのコーナーの隣には、ガザの子ども達が描いた可愛いイラストと日本へのメッセージが書かれたハンカチを販売しています。

このハンカチを購入した代金の一部は、ガザの支援活動費にあてられるとのことで店頭での販売をしたそうです。ハンカチの販売は数量限定で小さな活動ではありますが、その小さな活動を行う直井さんはとても魅力溢れる方だなと筆者は思います。

もしお店で見かけ、直井さんの想いに共感された方はお手に取ってもらえると嬉しいです。

（ハンカチは数量限定商品で、店頭販売の写真は令和6年12月24日時点のものです。既に完売している場合もありますので、ご承知おきください。）

CAMEO COFFEE COMPANYイベント情報

〇NEW YEAR FOOD FES

日時：令和7年1月11日（土）10時～17時、12日（日）10時～16時

会場：イオン高萩店北側駐車場　茨城県高萩市大字安良川231-1

※CAMEO COFFEE COMPANYは12日（日）のみ出店。

普段大みかまで訪れるのが難しい方は、ぜひこの機会にCAMEOさんのコーヒーを試してみてはいかがでしょうか。

〇キャミオ大学

次回開校は未定ですが、世界一小さくて気軽な学び舎として、大人から子どもも誰でも参加できる楽しい講義を定期的に開校しています。

講師は、学長（店長）と息が合ったお客様を中心に、なんらかのスペシャリストが務めているそうです。

前回は、茨城キリスト教大学英語教授のインターンシップをされている方が講師で、日本の映画の魅力や映画鑑賞のヒントについて講義しました。今後も楽しい講義が開催されると思いますので、気になる方はCAMEO COFFEEさんのインスタグラムをチェックしてみてくださいね。

日々の生活の中でコーヒーを飲みながら、ゆっくり一息つく時間というのは本当に限られていますよね。ほっと一息つきたいと思ったときや美味しいコーヒーが飲みたくなったら、CAMEO COFFEE COMPANYを訪れてみてはいかがでしょうか。

あなたが人生を振り返ったとき“名脇役”として欠かせない大切な居場所が見つかるかもしれませんよ。