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【富田林市】今年は秋に開催!富田林市緑化フェアの会場の津々山台公園では、もう紅葉が始まっています。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

山だけでなく公園を歩いていると、日ごとに紅葉になってきましたね。皆さん、市の広報紙で知っていらっしゃるでしょうが、11月5・6日に津々山台公園で富田林緑化フェア&植木市が行われます。

例年ならGW前に行われるこのイベント、今年は秋に開催されます。

そこで、改めて富田林市緑化フェアについてどのようなものか、富田林市農とみどり推進課の担当の方にお話を伺いました。そして会場となる津々山台公園の様子が気になったので、公園に行って紅葉の進み具合を見てきました。

個人的な話ですが私もガーデニングが好きで、家にはいろんな植物があるのですが、そういった植木が好きな人にとってはこの緑化フェアーは朗報です。広報とんだばやし10月号の裏を見てみると、

富田林市緑化フェアが11月5・6日に開催される事が書かれていますが、注目すべきは右上です。赤で囲ったところには無料配布券があります。これは緑化苗の無料引換券です。

無料で植木が貰えるとは本当にうれしいところですが、担当の方によるとどの植木なのかは当日までのお楽しみなのだそうです。

画像提供:富田林市農とみどり推進課
画像提供:富田林市農とみどり推進課

ここで緑化フェアについておさらいすると、全国都市緑化フェアというのが1983(昭和58)年に、当時の建設省(現:国土交通省)の提唱で行われた地方博覧会です。式典に皇族が出席されるほどの格式のあるもので、第1回目は大阪府で行われました。

その後、富田林市でも独自の緑化フェアが行われるようになり、今回がなんと29回目となります。

画像提供:富田林市農とみどり推進課
画像提供:富田林市農とみどり推進課

例年GWが始まる前から前半にかけて4日間の日程で行われていましたが、コロナ禍の影響で過去2回ほど中止となりました。

今年についてはGWの開催を延期とし、半年後の11月5日6日に29回目を行うことになり、日程も例年の半分の2日間の開催となっています。

画像提供:富田林市農とみどり推進課
画像提供:富田林市農とみどり推進課

担当の方の話では、4日間開催していたころの入場者数は、6000人くらいだったそうです。

苗の無料配布のほかにも、いろいろなイベントがあります。緑化啓発のイベントでは、会場の津々山台公園に植えられている木の枝を使って、ストラップを作るワークショップを考えているそうです。

また、みどりの相談のほうは、樹木医が会場に来て、植木に関する相談が受けられます。こちらは特に予約がいらないので、ガーデニングでわからないことがあれば相談してみましょう。

画像提供:富田林市農とみどり推進課
画像提供:富田林市農とみどり推進課

また富田林市内の小学児童を対象とした「まちの樹・緑」図画コンクールの受賞作品をコピーしたものを展示します。今回は緑化フェアを中止していた第33回・第34回も含めて展示するそうです。

  • 2019年第33回620作品の応募 最優秀賞1点、金賞6点、銀賞10点、銅賞13点の合計30点が入賞
  • 2020年第34回729作品の応募 最優秀賞1点、金賞6点、銀賞10点、銅賞13点の合計30点が入賞
  • 2021年第35回620作品の応募 最優秀賞1点、理事長賞1点、金賞5点、銀賞8点、銅賞10点の合計25点が入賞

例年よりも多くの受賞作品が展示されるわけですね。これは楽しみです。

画像提供:富田林市農とみどり推進課
画像提供:富田林市農とみどり推進課

また同時に植木市が開催されます。これは特に説明はいらないと思いますが、いろんな苗が販売されるわけですね。富田林市の業者のみが参加し、五軒家地域の業者さんが多いそうです。また庭をお持ちのご家庭の人向けに、庭のリフォーム相談会もあるそうです。

そんな感じで担当の方からお話を伺ったのですが、当日を前に会場となる津々山台公園が気になりました。なぜならば例年なら見られないことが延期された今年は見られる可能性があります。

それは紅葉です。紅葉している公園で緑化フェアが開催されるのは極めて異例ですが、逆に貴重になりますね。

ということで津々山台公園に行きました。天気が良く日なたは暖かかったのですが、すでに木々がしっかりと色づいているのがわかりますね。

また赤、黄、緑とグラデーションがきれいですね。しかし、緑化フェアの会場はここではなく同じ公園でも芝生広場となっています。

ということで芝生広場の方に移動してみました。

地面は緑の芝生に覆われていますが、やはりここも木々が色づいています。これが緑化フェア開催当日になればもっと美しい紅葉がみられるはず。

津々山台公園には立派なメタセコイアがあると聞いていました。芝生広場からは見えていますね。今の色は、やや黄色っぽくなったくらい。色づくのはこれからです。

開催当日にこのメタセコイヤがどう色づくのか今から楽しみです。そしてこのメタセコイヤが見下ろす所で緑化フェアが開催されるわけですね。

余談ですがメタセコイアは、かつてスギ科に属していたそうですが、現在はヒノキ科に属している落葉樹なのだそうです。

生きた化石と言われ、中生代(2億5,217万年前~6,600万年前)のころから存在していたそうで、そうなると恐竜もメタセコイアを見ていたんですね。

メタセコイヤの紅葉は黄色からオレンジに変わるそうで、少し早いかもしれませんが当日どこまで色づいていくのか今から楽しみです。

ということで、会場の津々山台公園にひと足早くお邪魔しました。少しずつ色づいてきている公園、開催日当日になればもっと鮮やかな色合いの木々がみられるでしょう。

今年の緑化フェアは紅葉狩りとセットで楽しめそうです。

津々山台公園
住所:大阪府富田林市津々山台二丁目3
アクセス:近鉄富田林駅からバス津々山台公園南下車、南海金剛駅から津々山台二丁目北バス停下車

※開催期間中は駐車場があります

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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