【富士宮市】仲睦まじく並ぶ瀑布~潤井川上流にある『夫婦滝』は一見の価値あり!
大沢川を起点として富士宮市内を通り田子の浦で駿河湾へ流れ出る潤井川。潤井川流域にある滝『夫婦滝』をご存じでしょうか?
県道414号線を北へ向かい、富士の国乳業さん、渡辺石油さんのある交差点を左折して1.5kmほど道なりに進みます。馬見塚橋手前に呑み亭夢花さんの看板がある道を右折します。
「この辺りなんだけど…」案内してくれた友人とスマホを片手に捜索していると、タイミング良く地元のおじちゃんが通りかかり、「夫婦滝を見たいのですが…」と尋ねると暑い中、親切に案内してくれました。
右折してから80mほどでしょうか。
コンクリートでできた三角柱の塔のようなもののあるT字路を左に入るとなだらかな坂になり、橋へと繋がります。
橋の名は『滝見橋』。
道案内をしてくれたおじちゃんが橋の上から北を指差し、その先に目をやると竹の合間に小さく二本の滝が見えました。
思っていた以上に綺麗な滝だったので、おじちゃんにもっと滝の近くに行きたいのだけど…と尋ねると、「ここを降りて行けば滝のすぐ近くまで行けるよ」と教えてくれました。
「昔は滝の辺りで地域のお祭りが開催されたり、この橋からも滝が綺麗に見えたのだけれど…」おじちゃんは最後に残念そうに言って川岸に降りる私達を見送ってくれました。
案内されたところはほとんどけもの道状態でしたが、昔沢山の人がここを行き来していた名残でしょうか、子どもでも難なく降りれるようになっていました。
橋の上から見ると、潤井川に支流が流れ込んでいる滝のように見えますが、川岸まで降りると滝つぼで行き止まっていました。
滝つぼから見上げる二本の瀑布は滝つぼで混ざり合い、まさに仲睦まじく寄り添う夫婦のようでした。
市内には名瀑が多いため、その存在が薄れてしまっている『夫婦滝』。
秘境の滝として埋もらしておくにはもったいないほど見ごたえのある滝でした。
夫婦滝:富士宮市馬見塚
アクセス:県道414号線を北へ、渡辺石油さんのある交差点を左折、1.5kmほど先のT字路を右折します。右折し80mほど先にあるT字路を左折
*付近に駐車場はないので近隣の方の迷惑にならないように見学ください。