まさに純粋無垢。真っ白な「スタンスミス」は、春夏ファッションに調和を生む
3月に入り、少しずつ日中の暖かさから春を感じられるようになりましたね。そろそろ、厚手のコートに身を包んだ冬の装いから衣替えを始める時期。
アウター、トップス、ボトムスどれも大切ですが、足元のシューズも同じくらい重要なアイテム。
今回はギネスブックにも載っている、あの名作スニーカー「スタンスミス / STAN SMITH」を実際のコーディネートと合わせてご紹介します。
世界一売れているスニーカー adidas「スタンスミス / STAN SMITH」
1971年の販売開始以降、adidas(アディダス)を代表するスニーカーとして君臨し続けている名作「スタンスミス / STAN SMITH」。ファッションがお好きな方なら、一度は履いたことがあるのではないでしょうか?
その人気ぶりは、ギネスブックに「世界で最も売れたスニーカー」として認定されているほどで、現在も数あるスニーカーの中でトップの人気を誇り続けいます。現在進行系の伝説的スニーカー。
そんな名作を“真っ白に
そんな名作を真っ白に染め上げ、徹底的にミニマルに仕上げた一足が「STAN SMITH CQ2198」というモデル。
オリジナルのSTAN SMITHは、オフホワイトのラバーソールに、ホワイトレザーのアッパー、グリーンのヒールパッチが非常にアイコニックですが、こちらのモデルは、それら全てを“ホワイトで統一”。
アッパーには、柔らかでシボ感の感じるレザーを使用しており、足を入れるとふんわりと包み込んでくれる感覚が皮膚に伝わります。
くり抜いた穴で表現されたadidasの代名詞「スリーストライプス」の間には、STAN SMITHの型押しがさり気なく入っていてアクセントに。この刻印すら泊を施さず、真っ白に。
もともとはスミス氏が履いていたテニスシューズ
ちなみにスタンスミスという製品名は、アメリカのテニス選手であるスタンレー・ロジャー・スミス氏(この絵のおじさんですね)に由来。
当時販売されていたadidasのテニスシューズ「HAILLET(ハイレット)」をスミス氏が愛用しており、後に。この「HAILLET」が「STAN SMITH」にリニューアルしたという経緯を持つのです。
スニーカーというとソールが分厚いものが多いですが、スタンスミスはトゥの部分が薄いのが特徴。これにより、足もとをスタイリッシュな印象に。
ヒールタブは、わずかにグレーがかったホワイト。この部分は歩いていると自分から見えないですが、人間、後ろ姿をよく見られるので視覚的に大きなポイントです。
インソールのラバーカップソールはクッション性が高く、今日は移動が多そうだなという日にも活躍してくれそう。
様々なファッションと合わせやすい
トップスには半袖の白Tシャツ、ボトムスにはライトグレーのワイドスラックスという服装に合わせてみました。
ボリュームが出過ぎないので、僕がよく履いているワイドパンツにもするりと馴染んでくれます。カラーはホワイトですが、さながら革靴のような印象を与えてくれるスニーカーですね。非常に良い感じ。
グレートーンのファッションに。
アースカラーのトップスにカーディガンをあわせた服装にもよく合いますね。春先はこうした服装に合わせたいですね。
ボリュームが抑えられているので、カチッとしたセットアップにも自然に馴染みます。僕はけっこうこの合わせ方することが多いです。
トレンチコートと合わせて見ました。スタンスミスを合わせることで、カジュアルな中に上品さのあるコーディネートに仕上がりました。
これぞ名作
ボリュームを抑えたフォルム、どんなファッションにも合わせやすい色合い、そして軽やかな履き心地、どのポイントをとっても非常に優等生なスニーカー。
トップスやパンツで少々遊びをもたせても、足元に品の良いスタンスミスを持ってくることで全体に調和をもたらします。
春夏を軽やかに乗り切るため、ぜひあなたの靴箱にも一足スタンスミスを。
▽Stan Smithのスニーカー
スタンスミス [STAN SMITH] アディダスオリジナルス - ZOZOTOWN
▽こちらでも紹介しています
夏の足元を軽やかに。オールホワイトなスタンスミスを買いました - harekarake
Written by 緑川航平
1998年、神奈川県生まれ。
“手づくり感のある暮らし”をコンセプトにしたWebマガジン「harekarake(ハレカラケ)」を運営中。
晴れ(ハレ)の日から褻(ケ)の日まで、日々の暮らしを彩るステキなモノ・コトを丁寧に紹介しています。
服と音楽と深夜ラジオが好き。
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