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すき家の280円新メニューはこだわりの和スイーツだった

大木奈ハル子/ていない東京で小さく豊かに暮らす40代
すき家 黒糖ゼリー宇治抹茶ラテ

「回転寿司なら食後にケーキやプリンを食べるけど、牛丼家では食べないなぁ」という方に、ぜひ一度すき家のデザートを食べてみてもらいたい。

実はすき家はスイーツがおいしいのです。しかも価格はかなりお手頃なのです。

2024年04月16日に販売を開始した、新メニュー「黒糖ゼリー宇治抹茶ラテ」も、やっぱりおいしかった。

食レポします。

黒糖ゼリー宇治抹茶ラテ とは?

すき家の「黒糖ゼリー宇治抹茶ラテ」は、天保7年(1836年)に創業した宇治抹茶の老舗、京都「矢野園」の宇治抹茶を使った抹茶ラテに、沖縄県産黒糖を使用したゼリーを組み合わせたデザートドリンクです。

価格はMサイズで税込280円、カロリーは184kcal。

カフェチェーンのデザートドリンクと比較すると、お手頃な価格となっています。

それぞれを食レポ

苔色の抹茶ラテは、ミルキーで甘いだけの抹茶系のジュースとは一線を画す本気度を感じます。抹茶独特の深い苦味と渋みの中に旨味がある「これが矢野園の歴史の味なのか」という、本格的な風味豊かな抹茶味を堪能できます。

ミルクたっぷりで飲みやすく、甘く優しく仕上げてありますが、喉の奥では「子供騙しとちゃうで〜俺は本気やで〜」と抹茶が主張しています。

ランダムサイズにクラッシュされた黒糖ゼリーは、甘さのなかにほろ苦さや香ばしさも感じるコクのある味わいです。

一緒に飲んだらどんな味?

ストローを吸い込むと、大きなゼリーや小さなゼリーが口の中に飛び込んできます。その食感の楽しさたるや。喉越しも涼やかで夏にぴったりの味がします。

抹茶ラテも黒糖ゼリーも、けっこう甘さは強めで、疲れた体にじんわり染みます。

でも、それぞれが苦味や渋みもある複雑な深みがあるので、飲んでいて甘さに飽きません。

一気に飲み干すというよりは、喉越しを楽しみながらちょっとずつゆっくり飲みたいデザートドリンクでした。

期間限定販売のため、気になる方はお早めにどうぞ。

東京で小さく豊かに暮らす40代

朝メニュー愛好家。都心の小さな1Rで夫婦暮らし中。「ささやかな贅沢」と「遊び心のある節約」をテーマにグルメ・カルチャー・ライフスタイルなど雑多に発信しています。東洋経済オンラインにて「チェーン店最強のモーニングを探して」連載中。ブログ「せまいえ(1ルームで2人暮らし)」運営。著書に「台所図鑑」

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