48グループ出身の高柳明音と入山杏奈がWキャストで伝説の名作に。「スイッチを入れてふざけ倒します」
元SKE48の高柳明音と元AKB48の入山杏奈が、Wキャストでヒロインを演じる舞台『晩餐』が話題を呼んでいる。俳優で脚本家、演出家の宅間孝行が主宰する「タクフェス」の第11弾で、10周年に当たり第1弾の伝説的名作を再演。今年6本目の舞台となる高柳とメキシコと日本を股にかけて活動する入山に、急きょ決まったという今作への取り組みと女優活動の現況を聞いた。
元気に引っ張る先輩というイメージでした
――お2人は48グループ時代に接点はあったんですか?
高柳 ほぼなかったんです。
入山 全体のコンサートで会うくらい? たぶん何曲かは一緒に歌っています。
高柳 アイドル時代の杏奈ちゃんのイメージはクールビューティーでしたけど、今は本当に明るくてフレンドリー。いろいろお話ししてくれます。
入山 ちゅりさん(高柳)はめちゃめちゃ元気でチームを引っ張っていく先輩、みたいなイメージがありました。今は大人だなと思います。
高柳 私が元気なのはステージ上だけなので(笑)。
入山 当時も人見知りなんだろうなという印象は、ちょっとありました。
高柳 人見知りは今も変わっていません。
――『晩餐』でのWキャストが決まってから、いろいろ話した感じですか?
入山 稽古で初めて話しました。
高柳 私たちが演じる舞子について、稽古の合間やLINEで話し合ったり、「ここがこう変わったよ」とか連絡し合っています。
メキシコはルーズで決めつけないのが好きです
――入山さんは今は、メキシコ在住で仕事があると帰国する形ですか?
入山 いえ、日本とメキシコと2拠点です。メキシコでは日本でいうマンションみたいなところに住んでいて、今回は引き払って来ました。
――いろいろなインタビューやコラムを読むと、メキシコが本当に合っていたようですね。
入山 自分にはメキシコ人の血が入っていたかと思うくらい、すごく肌に合っていました。メキシコ、大好きです。
――日本になくてメキシコにある何が良いと?
入山 良くも悪くもルーズで適当(笑)。あっちの人はものごとを決めつけないんです。答えがひとつでないというか。日本はみんながひとつの答えに向かうことが多いですけど、そういうのがなくて。ルールに縛られない生活が自由でいいなと思います。
――入山さんも昔はむしろきっちりしたタイプだったように思いますが、最初は戸惑いませんでした?
入山 ビックリはしました。仕事でも10分の遅刻なんて当たり前。撮影が全然始まらなかったり、ダンスのレッスンに行ったのに先生が来ないこともあります。パーティーだと2時間遅れで行くのが基本という。
高柳 そうなんだ。
入山 招待状に書かれていた通りの時間に行ったら、その家のホストがシャワーを浴びていて「何でこの時間に来たの? 準備を手伝ってくれるの?」みたいな(笑)。でも、自分も遅れて行けばいいんだと気づいたら、楽になりました。
どんなツアーより良いガイドをします
――高柳さんも旅好きですが、メキシコに行ったことは?
高柳 ないです。私はひとり旅が好きで、ハワイとかはちょっとした英語と日本語でわりと通じるから大丈夫でしたけど、メキシコはひとりだと、たぶん帰ってこられません(笑)。杏奈ちゃんが案内してくれるなら、ぜひ行きたいです。
入山 どんなツアーより良いガイドをするので、呼んでください。
――入山さんはもともとメキシコのドラマ『L.I.K.E』に出演するために留学して、その後も向こうでコンスタントに仕事をされているんですか?
入山 日本とメキシコを紹介するスペイン語のYouTubeチャンネルをやっていたり、モデル活動をメインに、たまにCMに出たりしています。
――メキシコで活動して、演技が変わった部分もありますか?
入山 お芝居をするうえで、いろいろな人生経験をすることは大事なんだなと、実感するようになりました。
――深みが出てきたんでしょうね。高柳さんは舞台出演が相次いでいますが、希望通りですか?
高柳 お芝居は幅広くできたらと思っていて、今年は『推しが上司になりまして』で久々に連続ドラマにも出演できたので、楽しかったです。地元の名古屋でも流れるから嬉しくて。物語テイストのミュージックビデオにも、出られたらいいなと思っています。
稽古が1週間で生きた心地がしませんでした(笑)
――今回の『晩餐』出演は急きょ決まって、稽古期間は1週間くらいだったとか。
高柳 代打だったので、本当に急でした。聞いた3日後に稽古に入って。
入山 その1週間はめちゃくちゃ大変でした。
高柳 寝ても稽古の夢を見て、宅間さんの声が聞こえて怒られていたり(笑)。
――高柳さんは朗読劇『番町皿屋敷』とも被っていたんですよね。
高柳 朗読劇のほうは言葉がめちゃめちゃ難しくて、家でかなり読み込まないと本番を迎えられなかったんです。タクフェスの稽古をして、帰ってきたら朗読劇の台本を読み込んで本番。生きた心地がしませんでした(笑)。
入山 私も目まぐるしく毎日が過ぎていった感じです。呼ばれたからにはやってやろうと、稽古の1日目までに台詞は全部覚えましたけど、寝る時間はなくなりますね。私も夢でも座組みのみんなと会っていました(笑)。
高柳 台詞を覚えていっても、稽古で変わるので。「その言い回しは全部変える。今から言うから覚えて」とか。常にアップデートして台本に書き込んでいました。
――台本が真っ黒になるくらいに?
高柳 カラフルになりました。最初は紫で書き込んで、稽古が2周目に来たと思ったら、赤で書き直して。前に変わったところが、また全部変わったりもするので、時系列がわかるように色を変えたんです。「どれが正しいんだっけ?」と混乱するので(笑)。
家の中をモニタリングしている感じに
――入山さんはタクフェス出演は3回目。宅間さんに買われているんでしょうね。
入山 わかりませんけど、今回現場に行ったとき、スタッフさんたちが「杏奈ちゃんが来てくれて良かった」と言ってくださって。ハードルが上がっているなと、プレッシャーでした。
――宅間さんの演出が入山さんに合ってもいたんですか?
入山 20歳の初舞台で宅間さんの演出を受けたので、それが自分の演技のベースになっているところがあります。「リアルに生きる」というのを大事にされていて、簡単なことで言うと、舞台振りをしない。振り向くのに、わざわざお客さんに顔を見せる必要はなくて、相手のほうに直接向けばいい。そういうことから始まり、歩き方でも何でも、本当にそこにいる人のようにします。
高柳 舞台に建てられた家の中を、モニタリングしている感じかもしれません。宅間さんにはよく急に「このモノローグは楽しいの? 嬉しいの?」とか「どこで感情が動いているの?」と聞かれて、自分が思っていたのと違ったりもします。頭の中で整理するのにいっぱいいっぱいで、テンパりますね。
――初めてだと戸惑うかもしれませんね。
高柳 経験者の杏奈ちゃんに本当に助けられました。アウェイ感もあった中で、タクフェスのルールも聞けたので。
出身地から全然違うキャラクターになりました
タクフェス10周年で第1弾以来の再演となる『晩餐』。井の頭公園近くのシェアハウスに、60年後の未来からタイムマシンでやって来た高槻耕太郎(宅間孝行)と妻の氷見子(加藤貴子)。生まれてすぐ亡くなった母親に会うためで、未来から来たとバレないようにしているが……。高柳と入山は耕太郎の父親となる高槻純二(永井大)の恋人の山科舞子を演じる。
――Wキャストというのは、役者さんとしてはどんな感覚ですか?
入山 自分の役を他の人が演じるのを見たことがなくて、「そういうやり方があるんだ」と発見があったり、あえて違うことをしようと思えたりしました。あと、みんなの芝居も俯瞰で見られて。稽古でちゅりさんが通す日に、「自分がこう動いていたとき、あの人はこんなことをしていたんだ」というのがわかったり、面白かったです。
高柳 杏奈ちゃんの舞子と純二との掛け合いが微笑ましくて。自分では微笑ましいと思って演じてはいないから、客観的に見て気づけました。
――高柳さんは「全然違う舞子になっている」とコメントされていました。自然にそうなったんですか? 演出があって?
高柳 演出というより、最初の自己紹介シーンから、舞子の出身地が違うんです。私は名古屋人なので台詞も名古屋弁に変えて、杏奈ちゃんは千葉で育ったヤンチャ娘みたいな感じ。おみそ汁を作るシーンも、私は赤みそを想像してました。宅急便で実家から届いたみそも、私の母ちゃんが送ってくれたつもりで演じています。
入山 私はおばあちゃんのおみそ汁が好きで、父方の宮崎の人なんですね。「小さい頃から出汁をブレンドするのは私の仕事だった」という台詞で、「かつおぶしを入れたり、あごを入れたり」の「あご」は(飛び魚を意味する)九州の言葉なんです。些細なところですけど、そういうことも入れています。
――そういうバックボーンの想定から、それぞれの舞子ができていったんですね。
入山 それもあるし、台詞の言い回しは自由に変えていいので、個性が出ました。一発ギャグをするシーンも、台本には何も具体的に書いてなくて。おのおの自分で考えてきて、稽古場でやってみて「それいいね」となるので、そこでも全然違うキャラクターになっています。
常におちゃらけてハツラツとしたところを見せて
――舞子の人物像は、それぞれどう捉えました?
入山 明るくて常におちゃらけていて、クヨクヨしない。ハツラツとしたところを見せるようにしています。かわいらしい女の子という方向ではなくて。
高柳 そういう軸は一緒です。そこにどう肉付けをしていくか。
――序盤で、永井大さんが演じる純二と漫才をする辺りの掛け合いは、毎公演違うんですか?
入山 本当のアドリブはなくて、全部決められたものですけど、何パターンか用意してあって、どの公演で何を出すかはわかりません。
――大阪公演の初日には、ハマカーンの浜谷健司さんが演じるシェアハウスの管理人に、入山さんがスペイン語である曲を歌うように振られていました。
高柳 あれは公演間近で急にできたんだよね。
入山 稽古で本当にムチャ振りだったんです(笑)。それで歌ったら「面白いから活かそう」となりました。
高柳 私もオリジナルのお風呂ソングができました。
――漫才も楽しんでできていますか?
入山 私は楽しいです。
高柳 舞子としてやっているので、吹っ切れています(笑)。
入山 息が合わせられるように、永井さんといっぱい練習して、私の初日で拍手が起きたときは、すごく嬉しかったです。笑いでなくて、拍手が来るかと(笑)。
高柳 オーッ! パチパチ、みたいな。笑わそうとはしてないけど、勢いで押した感じがしました(笑)。
辛いシーンのあとに心が追い付けません
――前半はコメディタッチで、後半は涙を誘う展開になりますが、クライマックスでは毎回、自然に号泣していて?
高柳 純粋に苦しくなります。
入山 本当に辛い……という言葉しか出てきません。
高柳 その辛いシーンで自分の出番が終わって、カーテンコールに笑顔で出てダンスタイムになるのは、心が追い付けません(笑)。
入山 私、みんなに一度も言ってませんけど、最後にハケたあと、裏で永井さんとすれ違うのが気まずくて(笑)。下を向いて歩いています。
――未来から来た50歳の耕太郎が自分の息子だと知らなくても、胸が震えて涙が止まらなくなったりする感覚は、イメージできました?
入山 そこは想像しかないですね。産んだことはないので。
高柳 「心がきゅーっとなる」という台詞が「子宮が疼く」に変わったんです。宅間さんは「より核心に迫るように」ということでしたけど、「その言い回しはアリ?」と議論になりました。
入山 そしたら、その場にいた女性スタッフが「よく言う」と。イケメンを見たりして「子宮が疼く」と言う、とのことでした。
高柳 みんな「エーッ⁉」という感じでしたけど、文字通り子宮が疼くのでなく、女性として運命を感じたりした瞬間の無意識な感覚として、そういう言葉を使うみたいです。
クールビューティーのハッチャケが面白くて(笑)
――お互いの演技はどう見ていますか?
高柳 初めて客席から、メモも取らずに杏奈ちゃんの舞子を見たんですけど、本当に楽しかったし、最後は涙がこぼれました。もともとクールビューティーだと思っていたから、ずっとハッチャケているだけでも面白くて(笑)。
――入山さんはそれこそ、メキシコ生活でラテン気質に近づいたのが反映されていたり?
入山 それはあるかもしれません。ハイテンションはわりと出せます。タクフェスは稽古場にいる時点から、スイッチが入るというか。宅間さんはよく、みんなに「テンションが低い」と言うんです。
高柳 そうだね。
入山 だから、稽古の日は朝起きたときから、「テンション高く行こう!」と思って。常にどっしり構えながら、楽しいことをしているキャラクターでいたいです。
――入山さんが高柳さんの芝居を見ると?
入山 めっちゃ面白いです。何回見ても面白いシーンがピカイチ。「こんなに笑える?」といつも思います。
高柳 そこだけは宅間さんに誉められました(笑)。
入山 でも、稽古でちゅりさんが面白いことをしているシーンで、すごく泣いてしまったことがあったんです。一発芸をするところで、おじさんの耕太郎を楽しませようとしていて。自分の子どもを笑わせたい気持ちなんだとわかると、ちゅりさんが全力でふざけるほど愛の光景に見えて、ボロボロ泣けてきました。
ふざけているのが違和感ないらしくて
――高柳さんはそのシーンに特別な想いがあるんですか?
高柳 舞子はみんなを笑顔にさせたい人だから、という気持ちで一発芸をやっていました。
――そこが宅間さんに誉められたわけですか?
高柳 「家でやってるだろう?」と言われました(笑)。やってないんですが、私がふざけ倒しているところに違和感がないらしくて。
入山 マジでないです(笑)。
高柳 確かに、人前では一発芸とかやりませんけど、実家とか心を開いている人たちといると、かなりワーワーふざけていて。そういうところを引っ張り出したかもしれません。今回のお芝居では息子に対してですけど、私も家族が喜んでくれたら無条件に嬉しいので。
――その家族愛を劇中で、気づいてないとはいえ息子への想いに転換したと。
高柳 あと、ステージに上がるときの元気スイッチみたいなものが、私にもあるので。SKE48時代のライブでもスイッチを入れて、はしゃぎ倒してましたから。羞恥心がゼロになるというか、みんなが笑ってくれたらいいと純粋に楽しんでいます。
千秋楽の翌日から次の舞台の稽古です
――入山さんは東京公演が終わったら、またメキシコへ?
入山 いえ、日本で年越しします。メキシコはカトリックの国で、クリスマスは家族のイベント。みんな外に出ないし、お店もお昼の12時で全部閉まってしまうんです。最初の年は友だちの家にお邪魔しましたけど、年末年始はなるべく日本で過ごしていて。カウントダウンとか盛り上がって、楽しいですよね。今年の年末は友だちと国内でゆっくり旅行するつもりです。
高柳 私は1月に次の舞台が決まって、タクフェスの千秋楽の次の日から、また稽古に入るんです。
入山 うわーっ。
高柳 クリスマスも仕事が決まっていて、たぶん余裕はないです。でも、私はお仕事が好きなので、楽しい年末年始になりそう。年越しは実家に帰って家族に顔を見せて、赤みそのお雑煮を食べられたら幸せです。
入山 私も正月は実家に帰って、普通の日本人らしい年末年始を過ごすことになりそうです。
――実家で正月恒例の何かをしたりは?
高柳 家族でマリオパーティとかゲームをして、テレビでカウントダウンを見て年越しをして、遅くまでリビングで起きているイメージです。あと、鳥がいるので、お正月に「明けましておめでとう。今年もかわいいね!」というのをやります(笑)。
入山 うちは1月2日が父の誕生日で、みんなで集まってごはんを食べることが決まっているくらい。だいたい夜ふかしをして朝は遅く起きて、駅伝がやってるなと思いながら、お雑煮を食べるだけですね(笑)。
ダンスはまだ苦労せずにできました
――では最後に、少し早いですが定番で、来年に向けた展望はありますか?
高柳 私は来年がSKE48のオーディションに受かって15周年なんです。記念イヤーだから、楽しいことをたくさんしたいなと思っていて。卒業してからも自分のイベントで2~3曲歌ったりしているので、来年は久々にライブをすることをひとつの目標にしています。
――そう言えば、『晩餐』では最後にダンスタイムがありますが、10年以上アイドルをやっていたお2人にとっては、お手のものですか?
入山 振り入れでそこまで苦労はしなかったです。
高柳 ビデオで覚えられました。ステージで踊ったのは久々でしたけど。
入山 私は卒業してから初めてです。
高柳 あれは意外と、舞台のおまけレベルではなくて。音の取り方が難しいところもあるし、ちゃんとしたダンスですけど、お客さんが動画で撮っても良くて残ってしまうので、ヘタなことはできません(笑)。
入山 でも、まだ体は大丈夫で、すぐ踊れました。
――入山さんもまたライブをしますか?
入山 私は遠慮しておきます。来年はプライベートでもやりたいことがいっぱいあって、ひとつずつできたらいいなと。まず運転免許を取りたいです。2人ともタクフェス期間に取りに行くつもりだったのが、急に入って行けなくなりました(笑)。来年こそ免許を取って、車で旅行をしたいです。
Profile
高柳明音(たかやなぎ・あかね)
1991年11月29日生まれ、愛知県出身。
2009年にSKE48の第2期メンバーオーディションに合格。2021年4月に卒業。主な出演作は、舞台『あやかし緋扇』、『ナナシ2021』、『ホロー荘の殺人』、『幾度の群青に溺れ』、ドラマ『スタジオより愛を込めて』、『17歳の監督』、『秘密を持った少年たち(TVer編)』、『推しが上司になりまして』、映画『まくをおろすな!』など。1月17~21日に舞台『帰ってこい! 伊賀の花嫁 その六』(俳優座劇場)に出演。『高柳明音の生まれてこの方』(ラジオ日本)、『高柳明音・若井友希のやおだがね!』(CBCラジオ)でパーソナリティ。
入山杏奈(いりやま・あんな)
1995年12月3日生まれ、千葉県出身。
2010年にAKB48 第10期研究生オーディションに合格。2022年に卒業。2017年にメキシコのドラマシリーズ『L.I.K.E』に出演のため留学。主な出演作はドラマ『不発弾~ブラックマネーを操る男~』、『花にけだもの』、『いいね!光源氏くん』、映画『青鬼』、『あいあい傘』、舞台『歌姫』、『魔女の夜』、『天国』、『呪縛の家』など。
タクフェス第11弾『晩餐』
作・演出/宅間孝行 出演/永井大、入山杏奈・高柳明音(Wキャスト)、森迫永依、加藤貴子、宅間孝行ほか。
12月1日~3日 名古屋市公会堂 12月8日~16日 サンシャイン劇場