結婚相手への望みは「男は財力、女は愛嬌」
未婚男女が望む相手への希望は「人柄」と「価値観」
現在未婚の男女のうち、今後結婚したいと考えている人にとって、理想とする結婚相手には何を求めているのだろうか。次のデータはライフメディアのリサーチバンクが2013年10月に発表した、未婚男女20代から40代に対して行った調査において、結婚をしたい人に対して行った結果。何を求めているかの問いには、最上位に「人柄・性格」が、次いで「価値観の近さ」が付いている。この2項目が飛びぬけた値を示している。
「人柄・性格」にしても「価値観の近さ」にしても、結婚後は相方と数十年に渡る長い時間を共に過ごすことを考えれば当然の話。同じような価値観を持つ相手なら、時間を共有するだけで居心地の良さを覚え、自分の行動を理解してもらえる。また同時に、相手の行動も理解しやすい。「何で私のことを理解してくれないの?」という場面も少なくて済む。
現実的な問題として「金銭感覚の近さ」や「健康」が上位として続く。「金銭感覚の近さ」が5割強で、「経済力」が3割近くに留まっているのと比較すると、単にお金が有れば良いのではなく、お金に関して自分と同じ考えを持つ人を望む声が大きいことが分かる。
男女で異なる結婚相手への想い
男女別で再計算したのが次のグラフ。男女間の違いが明確に出ている。
多項目で女性は男性以上の回答率を示している。女性の結婚に関する理想の高さ、要望の多さが再確認できる。中でも「経済力」「安定した職業」の点で男性をはるかに上回っており、女性は結婚(そして相方)に生活の安定感を叶えてくれるよう望んでいるのが分かる。
男性はといえば「容姿・ルックス」「年齢が若い」の項目で、女性を大きく上回っている。男性は結婚(そのものと相方)に、即物的、見た目の上での良さを女性以上に求める傾向があるようだ。
男女それぞれに求められる特性を「男は度胸 女は愛嬌」という言い回しで語られることが良くある。しかし今調査の限りでは「男は財力 女は愛嬌」になりそうだ。あるいは男の部分は「経済力」の方がより適切か。いずれにせよ現実的であり、今件が「いかに異性から好かれるか」をも意味することを考えると、男性諸氏にとっては複雑な想いをせざるを得ない結果ではある。
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